用意されたデザインを選択するだけで美しい年賀状を作れる「筆王」の新バージョン。顔に犬のパーツを合成できる「おもしろ顔スタンプ」が追加された。「筆王」は、収録された豊富なテンプレートやパーツ画像、文例などを組み合わせ、“楽しく”年賀状を作成できるソフト。年賀状だけでなく、寒中・暑中見舞い、服喪挨拶、送り状を作成したり、ビジネス用途の文書を作成したりすることも可能。音声付きの操作ガイド機能や、操作方法がくわしく解説されたガイドブックPDFなどにより、はじめてでも迷うことなく使うことができる。新バージョン「22」では、「おもしろ顔スタンプ」が追加されたほか、デザインテンプレートや型抜き・フレームが増量された。利用できる素材は総計30万点以上、新着デザインは2,000点以上に上る。
メイン画面は「住所録」「表面(宛名面)」「裏面(通信面)」「印刷/(ネット)注文」を、画面左側のタブ/ボタンで切り替える「筆王」おなじみの構成。上のタブから順に操作すれば、年賀状が完成する。
「住所録」では、郵便番号から住所を自動入力したり、電話番号から郵便番号、住所、氏名を自動入力(2016年6月までの「ハローページ」掲載情報から)したりすることが可能。旧バージョンの「筆王」シリーズはもちろん、「筆まめ」「筆ぐるめ」「楽々はがき」など、ほかのアプリケーションで作成されたデータを読み込んで利用することもできる。年賀状や寒中見舞いなどの送受信記録管理機能も搭載。宛先ごとに異なる“ひと言”を印刷できる「パーソナルメッセージ」機能も用意されている。
「表面」は、宛先郵便番号、宛先住所、宛先氏名、差出人住所、差出人氏名、差出人郵便番号の各パーツで構成され、「住所録」で入力したデータが自動レイアウトされる仕組み。もちろんユーザが手動で微調整することもできる。はがきの種類やデザイン、縦書き・横書き、フォント、文字の大きさなども変更・設定でき、設定したレイアウトパターンは最大10種類までを登録することが可能だ。
「裏面」は、デザインテンプレート、パーツ、背景が豊富に揃う「素材パレット」を使って作成する。例えばデザインは(1)年賀状、喪中はがき、寒中はがき、ビジネスなどのジャンルを選択、(2)すべて、写真あり、写真なしを選択、(3)すべて、フォーマル、カジュアル、おしゃれといった雰囲気を選択して、絞り込むことが可能。複数枚の写真を使用する場合でも、美しく自動レイアウトしてくれるほか、“よいところ”を合成してベストショットを作成することもできる。写真の部分的な修整や切り抜き・合成も簡単に行える。フィルタやエフェクトも豊富に用意されている。
新たに追加された「おもしろ顔スタンプ」は、ユーザの選択した写真に、犬の耳、鼻・口、さらには眼鏡・サングラスといったパーツの組み合わせを自動合成してくれる機能。計12種類の組み合わせが用意され、手軽に“おろしろ写真”を作ることができる。
ネットプリントにも対応。少量印刷にも対応し、ハガキ1枚から注文できる。作成した住所録や表面・裏面のデザインはクラウドに保存しておくことが可能。これらの機能は、無料で作成できる「ソースネクストアカウント」でログインして利用する。
そのほかにも、
- 作成済み住所録の、市町村合併後の新住所表記への一括変換(2017年4月30日までの合併に対応)
- 斜めから撮影した写真の正面向きへの修正機能
- 7段階で調節して、インクの使用量を節約できる機能
- お悔やみ用に、薄い色の墨文字で印刷できる機能
など、便利な機能を数多く搭載する。1ライセンスで最大5台までのパソコンにインストールできる。