四つの条件で漢字を簡単に検索できる、異体字対応の漢字検索ソフト。検索した漢字はWordなどに貼り付けて、そのまま利用できる。「漢字博士 漢太郎」は、人名の表記などで、細かな字形の差異を特別に使い分ける際に有用なフォント「IPAmj明朝」のうち、漢字コードを持つ56,000以上の文字を「読み」「部首」「総画数」「Unicode」で探し出せる漢字検索システム。同じ漢字の異なるフォントでの見え方の違いも確認できる。検索された漢字は、テキスト形式で外部のアプリケーションに貼り付けられるほか、画面上の文字の大きさやフォントを引き継いだリッチテキスト形式で対応アプリケーションに貼り付けることもできる。
漢字の検索は、
- よみかな(全角ひらがな)
- 部首(画数)
- 総画数
- Unicode(U+4ケタのコード)
のいずれかの検索条件で行える。「検索」を実行すると、該当する漢字がメイン画面下半分のエリアに表示される仕組み。(Unicode以外の)検索条件は複数を組み合わせることも可能。部首では、画数を入力すると、ドロップダウンリストで候補を選択できるようになる。メイン画面上部にはフォント選択用のドロップダウンリストが用意され、「IPAmj明朝」に設定することで、異体字も検索結果として表示される。
検索結果の漢字は、ツールバーの「コピー」ボタンまたは【Ctrl】+【C】キーでコピーして、外部のアプリケーションに貼り付けることが可能。「コピー」ボタンをクリックした場合は、別ウィンドウに当該漢字の漢字情報も表示される。さらに「表示切替」ボタンをクリックして、表示モードを「リッチテキスト」にすることにより、文字の大きさとフォントを引き継いだまま、外部の対応アプリケーションに貼り付けることが可能(表示モードが「リッチテキスト」になると、「リセット」ボタンが「大」「小」2個のボタンに切り替わる)。「メモ帳」「Word 2013」「PowerPoint 2013」などでは、異体字を貼り付けて利用することも可能だ。
IPA人名熟語表.xslx、Mj文字情報一覧表.xlsx、旧JIS新JIS対応表.pdfの各ファイルが同梱する。IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が作成したIPAmj明朝フォントは、「漢字博士 漢太郎」のインストール時にあわせてインストールすることができる。
シェアウェア登録することにより、外字を共有したり、創作外字(独自に作ったロゴや収集した漢字画像を外字として取り込み、「漢字博士 漢太郎」でデータベース化すること)を利用したりできるようになる。