ブルーライトは可視光線の中で最も波長が短く、エネルギーが強い。そのため角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達し、網膜や角膜(第三の視細胞)にダメージを与えるばかりか、睡眠障害、ホルモン分泌への影響、メタボリックシンドロームの誘発など、人体にさまざまな影響を与えるといわれている。現在、オフィスや学校、自宅で一般的に使用されているLEDバックライト搭載の液晶ディスプレイ(スマホなども含む)からは多くのブルーライトが発せられている。近年、「ブルーライト」という言葉をよく聞くようになったのは、私たちとブルーライトを発するデバイスとが切っても切れない関係にあり、ブルーライトの暴露から逃れることが極めて難しいため。「ブルーライトの悪影響を少しでも低減・緩和したければ、何らかの対策が必要」ということだ。
ブルーライト対策としては、ブルーライトカット液晶保護フィルムやブルーライトカットメガネといった製品が発売されているが、「目に優しい画面」は、ソフトウェアでディスプレイの設定を変更し、“ブルーライトを大幅にカット”するものだ。
なんといっても簡単なのがよい。インストールすると自動的に起動し、「健康設定」が適用される。通常はこのまま使用すればよく、使う場面に応じて「タイプ選択」で設定を変更してもよい。もう少し細かく設定したければ、詳細設定画面を開き、「ブルーライト設定」「輝度設定」などを微調整することも可能。タイマー機能もあり、20分ごとに(休憩を取るよう)通知してくれる。ビジネス・学習で日常的にパソコン/ディスプレイを使っていらっしゃる方はもちろん、ついつい長時間プレイしてしまいがちなゲーマーの方にもお勧めしたいソフトだ。
(ブルーライトについてくわしくは、ブルーライトとは | ブルーライト研究会を参照されたい)。
(薬袋 壮輔)