細かな設定は不要で、すぐに使いはじめられるブルーライトカット専用ソフト。“睡眠を誘導するのに有効な設定”なども利用できる。「目に優しい画面」は、(LEDバックライト搭載)ディスプレイの色温度を下げ(青みを抑え)、輝度を適切に調整することで、眼はもとより、人体のさまざまな部分に影響を及ぼすといわれるブルーライトをカットできるソフト。ディスプレイの設定を簡単に──インストールするだけで──“目に優しい”ものに変更できる。ブルーライト低減用として一般的な「健康設定」、睡眠の誘導に有効な「睡眠導入設定」をはじめ、計7種類のタイプから選択してディスプレイの表示設定を変更することが可能。パソコンの利用を中断し、休憩することを促すタイマー機能も用意されている。
インストールすると自動的に「健康設定」が適用され、ブルーライト低減設定が有効になる(通常はディスプレイの表示がやや赤っぽくなり、やや暗くなる)。通常はこのまま使用すればよいが、利用シーンに応じて設定を変更することも可能。設定できるのは、
- 推奨設定(自動設定、手動設定、停止中)
- タイプ選択
- タイマー(オフ、ノーマル、シビア、プロダクティブ)
の三項目(そのほか、パソコンを使用している場所の「位置情報」が自動的に取得される)。推奨設定の「自動設定」は、パソコンの内蔵時計および取得した位置情報から、日中の設定と夜間の設置とを自動的に切り替えるモード。日中設定は夜間設定に比べてディスプレイが明るくなり、ブルーライトの低減率は低い。「手動設定」では、一日を通して夜間設定が適用され、ブルーライトの低減効果が高い。タイマーは、適切な間隔でパソコンの利用を中断し、休憩を取るようにするためのもの。「オフ」以外に三種類から選択できる。「ノーマル」では、開始後20分経過したら画面が暗転し、休憩時間(20秒)のカウントダウンタイマーが表示される。休憩時間が終了すると通常の画面に戻り、再度(休憩までの)20分のカウントダウンが開始される仕組み。休憩を取らずに、作業継続することもできる。「シビア」では、休憩中断用のボタンが表示されず、作業時間と休憩時間とを厳守しなければならない。「プロダクティブ」では、画面が切り替わる代わりにデスクトップ上に小さなタイマーが表示され、随時、作業と休憩とを切り替えられるようになっている(作業時間、休憩時間はいずれも初期設定)。
タイプ選択は、初期状態で適用される「健康設定」を含め、
- 健康設定(画面の変色を最小限に抑えた、目に優しく快適な設定)
- 睡眠導入設定(ブルーライトとグリーンライトをすべて除去した、睡眠を誘導するのに有効な設定)
- 読書設定(読書に適したモード。電子ペーパー(E Ink)デバイスのようなモノクロ表示)
- プログラミング設定(黒ベースを白、白ベースを黒に反転して表示。長時間同じ画面で作業する方向け)
- バイオリズム自動調節設定(睡眠導入設定とプログラミング設定をミックスしたような設定)
- 映画鑑賞設定(色変更を停止して明るさを120%に。暗いシーンの多い映画やゲームに最適)
- オーバーレイ(色設定が変更できないような場合に、ブルーライト低減をオーバーレイで実現)
から選択することが可能。推奨設定、タイプ選択の変更はタスクトレイメニューからも行える。さらに詳細設定画面では、さまざま項目を細かく設定することが可能。ブルーライト設定、輝度設定、位置情報設定、モニター管理、スクリーン効果設定などを、ユーザの好みや利用シーンに応じてカスタマイズできる。
ブルガリア・Iris Technologies EOOD(Daniel Georgiev)製「Iris - Software for eye protection」の日本語版。インストールおよび起動には管理者権限が必要。