遊びながら、自然の仕組みを学んだり、反射神経や予測能力を養ったりできるエデュテインメントソフト。カラフルな色使いとサウンドが子どもの好奇心を掻き立てる。「キッズランド」は、主にマウスクリックとカーソルキーだけで使える、低年齢向けの知育ソフト。生活習慣などを学べる計8種類のイベント(メニュー)で構成され、遊園地風のメニュー画面内に配置されたイベントをめぐりながら、バラエティに富んだ内容を学ぶことができる。ユーザの想定対象年齢は4歳くらいから。マルチメディアオーサリングソフト「Multimedia Fusion 2」で作成されている。
起動後に表示されるのは、鮮やかな色使いが印象的な遊園地風の「キッズランド」。「キッズランドへようこそ」のボイスとともに、ヴィヴァルディの「四季」が再生され、気分を盛り上げてくれる。画面中央の「フェアリー」をカーソルキーで移動させ、イベントのシンボルに触れると、それぞれのイベントがはじまる(直接、マウスでクリックしてもよい)。用意されたイベントは、
- もりのささやき(蝶になって森の中を探検しながら、自然の仕組みについて学ぶ)
- ぶひんがいっぱい(バラバラになった部品をクリックして、見本と同じ船を作る)
- ぶんるいはやおし(問題と同じものを「うみのいきもの」「くだもの」「くるま」から選択してクリックする)
- ドライビング(ほかの車にぶつからないようにしながら、二車線の道路を運転する)
- うちゅうツアー(時々出現する小惑星を避けながら、太陽系を航行する)
- たいけんめいろ(ペンギンを操作して、迷路内で遭遇する人や状況に正しく対応する)
- おかいもの(買いたい品物の価格に合うように、持っているお金をクリックする)
- ジャンジャンわおん(「きらきら星」のメロディと伴奏を聞くことができ、キーで演奏もできる)
の8種類。例えば「たいけんめいろ」では、ペンギンキャラを操作して迷路を進みながら、- 「ゴミはゴミ箱に捨てる」
- 「落ちている食べ物を拾って食べない」
- 「危険な場所には入らない」
- 「無駄な電気は使わない」
- 「信号が青になってもすぐには渡らず、右と左を見てから渡る」
- 「トイレのあとは手を洗う」
- 「無駄な水は使わない」
- 「知らない人にはついていかない」
といったことを学べる。そのほかのイベントもすべて、ゲーム感覚で楽しみながら、さまざまな内容を学べるようになっている。メニュー画面内では、大道芸人が“Well done!(やればできるね!)”と、やってみることの重要性を教えてくれたり、レストランでは「食事の前には手を洗いましょう」と教えてくれたりもする。