ひらがな、カタカナや各学年で学ぶ漢字の練習だけでなく、個人的に苦手な字や画数が多くて難しい漢字などを独自に選んで専用の練習用プリントを作成できるので、子どもの学習用としてはもちろん、大人でも十分に役立つ。フォントも基本的な明朝やゴシックだけでなく、××楷書体や××教科書体といったオーソドックスなものから丸文字のようなものまで自在に選べる。さらに漢字を総画数で抽出したり、音読み、訓読みで抽出したりできるのはパソコンソフトならではだ。
なかでも、筆者が特におもしろいと感じたのが「ユーザー作成練習プリント」でのファイル読み込みだ。この機能では漢字とかなが混在した普通の文章を登録することもできるし、苦手な漢字や漢数字だけのファイルとか、専門用語や敬称、役職名、時候の挨拶など、アイデア次第でさまざまな練習用プリントを作成できる。故事成語や慣用句を覚えたり、金言・名言・警句などを日課として書き留めたり、場合によっては写経のように使ったりすることもできるだろう。
テンプレート機能では、用紙1枚に対して横1文字×縦1行や横2文字×縦2行といったレイアウトにもできる。ふだんは書くことのない大きな文字を書く練習などにも使えそうだ。
(福住 護)