ディスクの“断片化に対して全方位で対策”できる高機能デフラグソフト「Diskeeper」シリーズの新バージョン。使われていないメモリを有効活用し、システムパフォーマンスを向上させる「DRAMキャッシングテクノロジー」を搭載した。「Diskeeper」は、パソコンのパフォーマンス低下を引き起こす「ディスクの断片化(フラグメンテーション)」を解消するためのデフラグソフト。断片化の発生を未然に防いだり、リアルタイムにデフラグを行ったりすることも可能で、ディスクを常に快適な状態に保つ。新バージョン「16J」では、DRAMキャッシングテクノロジーによる新機能「IntelliMemory」を追加。頻繁にアクセスされるファイルを効率よくキャッシュし、I/Oオーバーヘッドを削減して、パフォーマンスを向上させる。断片化防止機能「IntelliWrite」、自動デフラグ機能「InvisiTasking」の機能強化も図られた。ホーム画面のデザインも一新され、改善状況がひと目でわかるようになった。
バックグラウンドでの自動最適化に加え、さまざまな技術・機能でパフォーマンスの総合的な改善を図る。断片化したすべてのファイルを一律に最適化するのではなく、パフォーマンス改善が見込めるファイルだけを対象とすることで、より効率的な最適化を実現する。中心となる機能は、
- ディスクの断片化そのものを防止する「IntelliWrite」
- 「IntelliWrite」でも防げずに発生してしまった断片化をすばやく解消し、断片化の進行を防ぐ「Instant Defrag」
- ディスクのI/Oを削減し、ファイルの読み取り時間を改善する「IntelliMemory」(最大2GBまで)
- ほかの処理に影響を与えることなく、最適化を実行できる「InvisiTasking」
など。さらに自動領域回復機能が、ファイルシステムの使用されていない領域を回復し、使用可能にする。最適化処理は(基本的に)自動で行われ、インストール後はユーザが特に操作を行う必要はない。起動後に表示される「ホーム」画面では、「改善状況」「I/Oパフォーマンス」「分析」の各タブパネルで最適化の詳しいレポートを閲覧することが可能。レポート期間を選択することもでき、「インストール以後」「最近24時間」などのプリセットのほか、ユーザが任意の期間を指定することもできる。
「改善状況」では、削減されたI/O数、節約したストレージI/Oの時間、防止または解消された断片数、統合された空き容量などの情報が表示される。
「I/Oパフォーマンス」では、ディスクアクセスの速度や待機時間、処理量の総計、メモリ使用量などを確認できる。
「分析」では、ディスクアクセスの削減数やパーセンテージ、防止または解消された断片数、スループット、応答時間などの詳細な情報が、時間帯ごとの棒グラフで表示される。
そのほかにも「システム監視レポート」として、「CPU使用率」「ドライブのI/Oアクティビティ」「リソース使用率が最も高いプロセス」「リソース使用率が最も高いファイルの種類」の各項目を棒グラフで閲覧することが可能だ。
表示されたレポートの内容は、PDFファイルとして保存したり、印刷したりできるようになっている。