“シューティングとRPGの概念を持ったブロック崩し”というユニークなシステムのゲーム。四つのステージ形式を楽しめる。勇限会社 勇社の幹部四人は、王国を侵食するアンデッドを排除するために戦う
「勇限会社 勇社」は、ブロック崩しをベースに、シューティングとRPGの要素を組み合わせた、ステージクリア型のゲーム。RPG要素でキャラを強化し、シューティング要素で遠距離から敵を破壊しながら、ブロック崩しでのクリアを目指す。想定プレイ時間は二時間程度。
ゲームの舞台は、アンデッドに侵食されている王国「ツクシの島」。自社製品の街頭販売中に偶然、住民が全員グール(屍鬼)と化していることに気づいた「勇限会社 勇社」の面々は、ツクシの島の国王に営業を掛け、アンデッドモンスター掃討の業務依頼を受けることになる。
モンスターと戦い、次々と町を解放してアンデッド対策を施してゆく勇社の幹部たち。やがて彼らは今回の事件の背後に「常夜の国」の株式会社「ブラック社」が関与していることを知る。人間のグールを大量に入社させるため、ツクシの島を丸ごと占拠しようと企むブラック社。しかも勇社を下請けにするか、子会社として吸収しようと狙っていたのだ。
はたして勇社の幹部四人はブラック社との戦いに勝利して、ブラック社の陰謀を防ぐことができるのだろうか……。
すごろくに似たワールドマップ上を移動し、イベントを消化してストーリーを進める
ゲームの内容は、ストーリーに沿って進めてゆくブロック崩し。移動可能なルートが限定された──ちょっとすごろくにも似た──ワールドマップを使ってツクシの島国内を移動し、たどり着いたステージで敵と戦う。
未攻略のステージは通り抜けることができない。さらに、ストーリーが進まないと消えない「ストップ」と書かれた通行止めのマスが進路上に存在し、移動を制限される。「イベント」と書かれたマスではイベントが発生し、発生したイベントでストーリーが進展する仕組み。
ある程度ストーリーが進むと、町(市)で焔の国の魔王が代表取締役を務める「ほむら.com」の社員から武器を、またワイバーンから防具を買うことができるようになる。売られる武器と防具は各町四つずつ。種類は町ごとに異なり、武器も防具も四人の社員それぞれの専用品となっている。
購入した武器や防具を使うには、【Esc】キーで開くメニューを使って装備する必要がある。武器や防具を購入するには、戦闘に勝利してお金を稼ぐ必要がある。入手できる金額はクリア時のスコアによって異なる。
ブロック崩しだが、シューティングの要素もあり。弾丸で攻撃できる代わりに敵も攻撃をしてくる
戦闘の基本はブロック崩し。四人のキャラクタのうち、一人を「レシーバー」(バーに相当)に設定し、残りの三人は「アクター」(ボールに相当)となる。アクターは、ステージ開始時は一人のみ出撃するが、【Shift】キーを押すことで一人ずつ追加できるようになっている。
レシーバーは左右にのみ移動することが可能。レシーバーがアクターをレシーブし損ねるとアクターがダメージを受け、当該アクターのHPが減少する。アクターのHPは敵のバレット(弾丸)が命中しても減少し、HPが0になると戦闘不能になる。
レシーバーのHPは敵のバレットが身体に命中するか、敵に体当たりされると減少する。レシーバーのHPが0になるか、アクターが全滅すると敗北。ステージの攻略は失敗となる。
【↑】/【↓】キーで画面右端に表示されたキャラクタを選択できる。選択したキャラクタのスキル発動は【Z】キーで行うことが可能。発動するスキルはキャラが装備している武器によって異なる。SPを消費してバレットを発射し、敵を攻撃したり、味方を回復させたりすることが可能。SPは、敵またはブロック(岩や木などの障害物)とアクターがぶつかることにより、少しずつ回復する。
ステージの形式は「スイープ」「マーチ」「デュエル」「ホッケー」の四つ。「スイープ」は、画面内のすべての敵とブロックを消滅させるとクリア。「マーチ」は、一定時間、敗北しなければクリア。「デュエル」は、ステージ上のボスを倒すとクリア。「ホッケー」は、敵レシーバーを倒すか、敵アクターをすべて倒すとクリアとなる。