非常にハイクォリティでありながら、処理も高速で、パラメータを調整したときの再描画も瞬時に終わるため、ストレスが少ない。言語設定では残念ながら日本語に対応していないが、高速プレビューとワンクリックでデフォルト設定に戻せるボタンのおかげで、さまざまな設定を気軽に試すことができる。ビューア部のすぐ上にあるテキストボックスには、マウスでポイントしたパラメータの簡単な説明文が表示されるので、参考にすればよいだろう。
変換後の画質は、公式サイト(http://reshade.com/)に掲載されたサンプル画像でも確認できる。ひとつの画像を「Photoshop」(バイキュービック法)と「Reshade」で変換した結果を比較できるようになっており、違いがよくわかる。
なお、ソフト名は、About画面では「Reshade 3.0」、タイトル(キャプション)バーには「Reshade Image Enlarger(Pro Edition)」と記されている。公式サイトのマニュアルには、バッチ処理機能は「Pro Edition」のみの限定機能と書かれているが、「Pro Edition」と表示されていても完全にフリー版で、バッチ処理も問題なく利用できる。
高品位な大判プリントを求める人はもちろんだが、「Web制作用などでたくさんの画像をきれいに縮小したい」といった用途にも最適だ。
(福住 護)