スケジュール実行、パーティションおよびディスクのクローン作成、ブータブルレスキューメディアの作成、バックアップイメージの検索・確認など、多彩な機能を備えた、フリーのバックアップソフト。「AOMEI Backupper Standard」は、作業を中断することなく、Windows OSやシステムの設定などもバックアップできるイメージバックアップソフト。重要なデータを安全に、簡単な操作で保存・管理することができる。指定ディスク/パーティションのバックアップ、システムパーティションのワンクリックバックアップに加え、ファイル/フォルダ単位でのバックアップにも対応。フルバックアップのほか、増分/差分バックアップも選択できる。作成したバックアップタスクをエクスポート/インポートしたり、バックアップのイベントログを記録したりもすることも可能。Ver.4.xでは、新たに「リアルタイムファイル同期」機能を搭載。指定フォルダ/ファイルを監視し、変更が検知されると同期先フォルダを自動更新する。
メイン画面は、起動時に表示される「ホーム」のほか、「バックアップ」「復元」「クローン」「ユーティリティ」の各画面で構成され、画面左側のボタンで切り替える。シンプルなデザインで、はじめてでも直感的に操作できる。
バックアップ先には、ローカルディスク以外にネットワーク共有やネットワーク接続ストレージ(NAS)を指定することが可能。「ファイルバックアップ」および「同期」では「クラウドドライブを選択」オプションが用意され、利用しているクラウドドライブをバックアップ/同期用として指定することもできる。
バックアップタスクを作成すると、「ホーム」画面のバックアップ管理リストに登録され、復元や(再)実行、設定の編集、イメージファイルの検証・削除などを行えるようになる。バックアップの実行方法は、フルバックアップ、増分スキーム(バックアップ)、差分スキームから選択・指定することが可能。バックアップによって作成されたイメージファイルを「バックアップ管理リスト」に追加することもでき、イメージファイルの管理をより簡単に行える。
バックアップタスクの実行スケジュールは「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」「リアルタイム同期」から選択できる(「Professional」では「イベントトリガー」も選択可能)。
- デイリー:一度のみ実行(日時を指定)、毎日一度実行(時刻を指定)、インターバル(開始・終了時刻と実行間隔を指定)から選択・指定できる
- ウィークリー:曜日と時刻を指定。複数の曜日を選択できる
- マンスリー:日付と「第何週の何曜日」という形での指定が可能(ともに時刻設定可)
- リアルタイム同期:「同期」でのみ使用可能。ソースディレクトリ内のファイル/フォルダを常時監視し、リアルタイムで処理する
スケジュールオプションでも、フルバックアップ、増分スキーム、差分スキームを選択・指定することが可能(デフォルトは増分スキーム)。バックアップの設定では、コメントの入力、バックアップの暗号化、電子メール通知、圧縮レベル(三段階)、イメージファイルの分割(自動、カスタムサイズ、所定のサイズ)、全セクタのバックアップなどを指定できる。バックアップおよび復元のほかにも、
- ディスクおよびパーティションのクローン作成
- バックアップイメージファイルの検証
- バックアップイメージファイルの検索とマウント
- ブータブルレスキューメディアの作成
- バックアップタスクのエクスポート/インポート
- イベントログの表示
など、多彩な機能を搭載する。対応するファイルシステムはNTFS、FAT16/32、ReFS、Ext2/3、ExFAT。ストレージデバイスはIDE、SATA、SSD、RAID、NASなど、Windowsで認識できるほぼすべての機器に対応する。