記憶したウィンドウの座標(位置とサイズ)をワンタッチで再現してくれるユーティリティ。ファイルのパスを登録すれば、アプリケーションを起動することも可能。「ウィンドウ位置記憶プログラム」はその名の通り、デスクトップ上のアプリケーションウィンドウの位置を記憶するソフト。登録されたウィンドウの位置は、ボタンクリックだけで再現することができる。位置合わせのほかに、ウィンドウを最小化/最大化させたり、アプリケーションの起動と同時に指定位置に表示させたりすることも可能。登録した設定はCSVファイルに保存され、作業内容に応じて使い分けられる。タスクトレイに常駐させたり、「Windows起動時に同時起動」させたりすることも可能だ。
設定画面下部には「座標セット」「アプリケーション起動」の二つのボタンが配置され、「座標セット」をクリックすると、指定位置にウィンドウを移動したり、最小化や最大化を行ったりしてくれる仕組み。「アプリケーション起動」では、登録したアプリケーションを起動できる。
ウィンドウの登録は簡単。対象のウィンドウが開かれた状態で、設定画面中央部の「ウィンドウ情報取得」ボタンをクリックし、次に対象のウィンドウをクリックすればよい。これでウィンドウの「クラス」「タイトル」、その時点での「座標」などがセットされる。あとは任意の名前を付けてやればよい(付けなくても可)。登録済みウィンドウの座標変更も簡単に行える。
「タイトル」には、ウィンドウのタイトルバー(キャプションバー)に表示されているアプリケーション名や、開いているファイルの名前などがセットされる。タイトルの検索方法は「完全一致」「部分一致」「前方一致」「後方一致」から選択することが可能で、ヒットすれば「ウィンドウ位置記憶プログラム」の処理対象となる。
ウィンドウの表示状態は「通常」「最小化」「最大化」「非表示」から選択・設定することが可能。「常時位置合わせ」オプションをONにすれば、ウィンドウをどこへ移動しても指定座標に自動で戻してくれる。常時位置合わせの実行間隔はミリ秒単位で指定できる。
「アプリケーション起動の適用」で、アプリケーションのパスと引数を設定しておけば、アプリケーションを起動し、さらに記憶した座標に移動してくれる。アプリケーション起動の間隔やタイムアウト時間はオプションで変更できる。
ウィンドウの位置合わせとアプリケーションの起動は、それぞれ個別に機能のON/OFFを指定することが可能。「一括セット」をONにしておけば、すべてのアイテム(機能がONになっているもの)を対象にまとめて位置合わせや起動を行える。