バッチファイルのような自動処理を行うプログラムを作成するためのソフト。バッチファイルと違うのは、- コマンドをリストから選ぶので丸暗記しておかなくてよい
- コマンド自体が日本語である
- 独自の実行環境(ebatHost.exe)を必要とする
という点だ。ただし、実行環境は配布アーカイブに同梱されているし、*.eBATファイルの関連付けを行うだけでよいので、難しく考える必要はない。プログラムのソースコードが日本語の文章なので、どんな処理をしているのかはとてもわかりやすく、バッチファイルになじみの薄い人でも同様の処理を比較的手軽に作成できるのは便利。条件分岐や繰り返し処理も使えるので、慣れてくれば、かなり複雑な処理もこなせるだろう。
もちろん、プログラミングのロジックそのものが簡単になるわけではないし、呼出文字列の使い方にも習熟が求められるが、条件判断の設定や実行の際のオプション指定などをダイアログ上でできるだけでも、学習の負担を減らしてくれるだろう。
配布アーカイブにはサンプルとして「キーコードを調べる.eBAT」が付属しているが、そのほかにも作者ホームページの「EasyBAT Online Help Documents」からサンプルを入手できるので参考にしたい。
(福住 護)