システムクラッシュなどでの中断時に途中から再開できるレジューム機能、動作が正常に終了しなかった際のエラーリスト表示機能などを備えたファイルコピーソフト。「WinMend File Copy」は、(1)コピー対象のファイル/フォルダをリストに登録して、(2)コピー先のパスを指定し、(3)実行するだけの簡単操作で使えるファイルコピーソフト。独自のファイルコピーエンジンを搭載し、“システムデフォルトの3倍の速度でコピーできる”が謳い文句。利用できるコピーモードは3種類。コピーを一時中断(サスペンド)し、別のタスクを行ったのちに再開することもできる。
メイン画面は、ドラッグ&ドロップに対応したソースリスト(コピー元ファイル/フォルダのリスト)を中心にした、シンプルなデザイン。コピー先のパス、コピーモード、コピー時のバッファサイズも同一画面で指定できる(メイン画面は三つのタブ画面からなるが、うち二つは関連製品の紹介とソフトに関するクレジット(About Us)で、実際の機能に関連するのは「ファイルコピー」タブ画面だけ)。
コピー対象のアイテムはソースリストに登録する。ドラッグ&ドロップのほか、ダイアログで登録することも可能。ファイル登録用/フォルダ登録用のボタンを使って登録する。登録したアイテムのリストからの削除も簡単。アイテムごとまたはリスト全体をまるごとクリアするためのボタンが用意されている。
「コピー先のパス」はダイアログで指定する。前回実行した際のパスが記憶されており、ダイアログを開いて、そのまま「OK」をクリックすれば、前回使用したパスがセットされる仕組み。「コピー先のパス」を設定するには事前にアイテムをリストに登録しておく必要があり、リストが空欄の場合は、先に登録を行うようにメッセージで促される。
選択できるコピーモードは、
- 同じ名前のファイルを上書き
- 条件に一致すれば同じ名前のファイルを上書き
- 同じ名前のファイルをスキップ
の3種類。「条件に一致すれば同じ名前のファイルを上書き」では、同名ファイルがあった場合は更新日とファイルサイズを比較し、同じと判断した場合はスキップし、それ以外は上書きされる。バッファサイズを調整するためのスライダーもあり、1MBから32MBまでの間で選択できる(初期設定は10MB)。
コピーの実行中は画面内の表示が進捗状況を示すプログレスバーに切り替わり、コピーしたファイルの容量/総容量や転送速度、経過時間を確認することが可能。コピーの一時停止・中断・再開にも対応する。
そのほか、メイン画面右上のカラー選択ボタンを使って、画面の色を5種類から選択することもできる。