バックアップファイルにはすべてタイムスタンプが付与されるので、元のファイルを上書きしてしまう心配はないし、日付で世代管理するのも容易だ。その一方で、リネームに使用する文字列やタイムスタンプの書式を任意に設定することはできないので、場合によっては別にリネームソフトを用意して、組み合わせて使ってもよさそうだ。

インストーラは付属していない。配布アーカイブファイル（ezbk.zip）を展開し、作成されたフォルダを任意の場所に配置したら、まずEzBkSetting.exeを起動して、登録したい項目と登録場所とを選択する。バックアップ用フォルダを初期設定以外のものに変更したい場合は、それも設定する。

項目の登録先はコンテキストメニュー直下と、その下の「送る」内を選ぶことができる。両方にすべての項目を登録することもできるが、あまり意味はないと思うので、好みに応じて必要なものだけ登録すればよい。

登録/解除の設定はスライドバー風のスイッチ（3ポジション）で行う。EzBkSetting.exeを起動するたびにレバーが中央に位置しているので、最初は正しく設定できていないのかと思ったが、よく見るとONまたはOFFの選択した方にアスタリスクがついているので判別できる（そんな細かいことをいわなくても、コンテキストメニューを開けばすぐわかることではあるが、念のため）。

コンテキストメニューだけでなく、デスクトップにショートカットを作成することもできるので、「ドラッグ＆ドロップの方が好み」という方にとっても手軽だ。