コンテキスト(右クリック)メニューから簡単に実行できるファイルバックアップソフト。ファイル内容の修正前などに、サッとバックアップを取ることができる。「EzBk(Easy Backup)」は、エクスプローラなどで選択したファイルをバックアップしたり、リネームしたりできるソフト。ソフト名の通り、簡単に手早くバックアップを取れることが特徴。コンテキストメニューの直下または「送る」内に、
- EzBkHere - ここにバックアップ
- EzBkHereZip - ここにZip型式でバックアップ
- EzBkRename - このファイルをリネーム
- EzBkThere - 指定フォルダにバックアップ
- EzBkThereZip - 指定フォルダにZip型式でバックアップ
の各項目を任意に追加して操作できる。同じ機能のショートカットをデスクトップに作成し、ファイルのドラッグ&ドロップで操作することも可能だ。追加できる五つの項目は、それぞれ独立した実行ファイルになっている。そのほかに設定用のEzBkSetting.exeがあり、使用したい項目の登録・解除やバックアップ先フォルダの指定、表示用言語の選択(日本語/英語)を行える。
項目は「送る」「コンテキストメニュー」「デスクトップ」に個別に登録することが可能。さらに「各登録場所に何を登録するか」も個別に指定できるようになっている(すべてをONにすると、計15の項目が追加される)。例えば「バックアップ用の四つの項目は『コンテキストメニュー』に、リネーム用の項目は『送る』に」といった形で使い分けることができる。
バックアップを実行すると、処理中を示すメッセージに続き、処理終了(成功または失敗)のメッセージが表示される。ファイルサイズが大きい場合には、メッセージの代わりに進捗ダイアログが表示され、バックアップの一時停止/再開や終了、詳細情報の表示などを行える。通常のファイルは容量が約50MB以上(OSによる)、Zip型式の場合は10MB以上の場合に進捗ダイアログが表示される。
バックアップは個々のファイルに対して行われる。複数のファイルを選択してZip型式でバックアップを行うと、それぞれのファイルのZip型式アーカイブ(書庫)ファイルが作成される(ひとつのアーカイブにまとめられるわけではない)。フォルダをZip型式でバックアップした場合は、当該フォルダ内のファイルやサブフォルダがひとつのアーカイブにまとめられる。
バックアップファイルには、元のファイル名に「実行日_実行日時」が付与される。Zip型式でバックアップした場合は、ファイル名_日付_時刻.拡張子.Zipという形でリネームされるので、バックアップ元のファイル形式もすぐにわかる。フォルダのバックアップでは、実行日_実行日時が付与されるのは当該フォルダのみで、下位フォルダやファイルには文字列は付与されない。