人型ロボットの動きをパソコン画面上でシミュレートできるソフト。コントロール用ダイアログでスライドバーを動かして、シミュレーター画面上のロボットを操作する。「ロビモーションシミュレーター」は、世界的に有名なロボットクリエイター・高橋智隆氏が、「週刊『ロビ』」(デアゴスティーニ・ジャパン)のために設計・デザインした人型ロボット「ロビ」の動きをパソコンで再現できるソフト。ポーズをつけたり、パーツの色や質感をカスタマイズしたりできるほか、実物の「ロビ」と連携して操作したり、「ロビ」のプログラムを使って「ロビモーションシミュレーター」上で動作させたりすることもできる。「ロビ」のポーズをキャプチャすることも可能。
コントロール用ダイアログ「モーションコントローラー」では、「ロビ」の三つの基本姿勢(直立、床座り、充電チェア座り)をボタンで簡単に切り替えられるほか、右足・左足・腰・頭・右手・左手の各パーツを操作することができる。足の動きはさらに股の縦および横回転や膝の屈伸、足首の縦および横回転を個別に操作することが可能。同様に腕は肩の縦回転、上腕の横回転、ひじの屈伸を、また頭では旋回、横回転、縦回転の動きを操作できるようになっている。腰は回転のみとなる。
さらに、シミュレーター画面上の「ロビ」の向きを水平回転させ、さまざまな角度から姿勢を眺めたり、「ロビ」に搭載されている人感センサーを操作したりすることもできる。
シミュレーター画面のメニューやツールバーでは、視点を変更して「ロビ」を側面や背面から表示したり、目(眼球部の周囲)や口、背景などの色を変更したりすることが可能。ボディのパーツを取り外して、色やマテリアルの設定(金属の色および光沢)をカスタマイズすることもできる。
「ロビ」のプログラムファイルを読み込んで、実行したり、デバッグしたりできるほか、実物の「ロビ」とリモート接続して操作したり、「ロビ」の姿勢を「ロビモーションシミュレーター」側に取り込んだりといったことも可能だ。
そのほか、関連ソフトとして公開されている「ロビモーションエディタ」や「ロビボイスコンバーター」と連携することも可能。「ロビモーションエディタ」で作成したモーションを再生したり、音声認識で「ロビモーションシミュレーター」上の「ロビ」を動かしたりすることもできる。