テキスト編集をはじめ、表計算ソフトでのデータ加工などに活躍するのが「FIFO」「LIFO」の二つのペーストモードだ。念のため簡単に解説しておくと「First」「Second」「Third」……と順にコピーしていくと、FIFOでは、まずFirstを貼り付けてから履歴を削除、次にSecondを貼り付けて履歴を削除、さらにその次はThird……というように、先にコピーしたものから順に貼り付けられる。貼り付けるたびに履歴からは削除され、連続ペーストするだけで順に貼り付けられる仕組みだ。

LIFOは逆に「Third」「Second」「First」と、あとからコピーしたものを先に貼り付けることができる。ともに数多くの文字列を貼り付けていかなければならないときには非常に便利な機能だ。