開発への思い
血圧と脈拍の計測とその記録は、ご家庭で簡単に行える健康管理の方法として、とても有効なバロメーターとなります。私自身が高血圧であり、私自身も利用者の一人として「簡単に記録することができて、記録を長く続けられるソフトウェアを!」という思いでバージョンアップを重ねてきています。後期高齢者になる私の母の血圧と脈拍をこのソフトで記録し続けていると、ある日、いつもと違う血圧と脈拍の変化に気がつきました。そして、いつもより母の健康状態を意識していたおかげで、それから二日後にトイレの前で倒れた母にいち早く気がつき、病院への早急な救急搬送対応ができたことがあります。病名は脳梗塞でしたが、早急な治療対応が功を奏して、リハビリが不要なくらいまでに回復することができました。
新しいバージョン(Ver.3)では、以下の機能追加や機能改善が行われています。
- 脈圧(血圧 上から血圧 下を引いた値)の数値表示、グラフ表示
- 平均血圧の数値表示、グラフ表示
- 血圧測定に適した朝と夜の時間帯による表示
- 直近最大7日分の朝昼夜に分けた平均値表示
- 直近最大7日分の記録印刷機能(記録日は選択可能)
- 元気予報(記録された数値から点数換算して天気予報のように元気度を参考として予報)
など。血圧は、朝と夜では平均的な数値が異なる場合があるので、朝と夜に分けて記録が確認できるようにしてあります。血圧の上と下の差を脈圧といいますが、その上下差が大き過ぎたり、小さ過ぎたりしても用心が必要なので、その数値も表示するようにしました。
旧バージョンでは画面のハードコピー印刷とグラフの印刷機能のみでしたが、新たに最大7日分の指定した年月日データを朝昼夜に分けて、各平均値を含めた印刷ができるようになりました。
このソフトウェアが心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中や心臓病などを未然に防ぎ、健康を促進することに役立てられることを切望します。
活用のポイント
血圧と脈拍を記録し続けることで、健康改善への意識を高めることができます。健康に対する意識を高めることによって、日常の食事内容の改善や運動不足の解消、ストレスの解消などの取り組みにつなげましょう。また、その数値の変化状況などをご家族や職場の方などと共有することで、お互いの健康を見守る生活ツールとして活用されることを望みます。
(ノエルセンス)