“定番”ディスクコピーソフト「DVDFab」シリーズの最上位「BD&DVD コピープレミアム」エディションの新バージョン。変換後の動画ファイルをiTunesに転送できる「DVDFab File Transfer」が新たに追加された。「DVDFab BD&DVD コピー」は、Blu-ray Disc(BD)、DVDのいずれにも対応するディスクコピー&トランスコードソフト。シンプルなわかりやすい操作画面で、Blu-ray片面1層をDVD片面2層にコピーしたり、Blu-ray片面2層をBlu-ray片面1層にコピーしたりできる。新バージョン「6」では、「DVDFab File Transfer」が追加されたほか、ISO/動画ファイルを管理・再生できる「動画ライブラリ」、ディスクやドライブの情報を確認できる「DVDFab Inspector」が新たに搭載された。
「DVDFab6 BD&DVD コピープレミアム」では、
- コピー元のBlu-ray/DVD Disc(BD/DVD)を同じ形式で同じメディアに複製する「コピー」
- コピー元の動画を再エンコードし、メディアの種類やビットレートなどを変換してコピーする「トランスコードコピー」
の二つのコピー機能を利用できる。一部CPUやGPUのハードウェア支援機能を利用する独自の高速化技術「DVDFab Lightning Shrink」により、時間のかかるコピー/トランスコードコピーの処理時間を短縮することが可能。Intel Quick Sync Video、ATI Stream、NVIDIA CUDAのいずれにも対応する。メディアのキズなどが原因でディスク読み込みエラーが発生した場合でも、リトライ回数や特定エリアの読み込みスキップなどを指定することで、より確実にコピーできるようになっている。(ディスクからディスクへのコピーではなく)動画ファイルの他形式への変換機能は「プレミアム」でのみ利用できる。再生機器に合わせ、より小さなサイズのファイルに変換することも可能だ。4K解像度をはじめとした高解像度動画の変換は前バージョンで対応済み。変換時にはiPhone 6やiPad mini 3など、再生したい機器名を指定するだけで最適なエンコードパラメータが選択される。H.265/HEVCへのエンコードにも対応する。
光学ドライブがなくても、あたかもドライブがあるかのようにISOファイルをマウントして使用できる仮想ドライブソフト「DVDFab Virtual Drive」も搭載する。ソフトウェアBD/DVDプレイヤーソフトがあれば、メディアを用意しなくても直接、ISOファイルを再生することが可能だ。
今回、新たに搭載された「DVDFab File Transfer」では、変換後の動画ファイルをそのままiTunesに転送できるようになった。これまでは、変換後の動画ファイルをiPhone/iPadなどに転送するには、iTunesに手動でファイルを登録する必要があったが、この手間を省略できる。
そのほかにも、
- 変換元/変換先の動画ファイル、メディアイメージ(ISO)ファイルを管理できる「動画ライブラリ」
- ディスクの情報(読み込み/書き込み速度やセクタ情報)、ディスクドライブの情報、パソコンのハードウェア情報などを確認できる「DVDFab Inspector」
が新たに追加された。「DVDFab6 BD&DVD コピープレミアム」は、市販BD/DVDソフトのようなメニューの作成、動画の再生順序やリピートの指定、字幕付きの動画の作成などが可能なオーサリング機能を搭載し、元となる動画の取り込みからディスクの作成まで、一連の作業を一本で実現できる。