フォルダへのアクセスを省力化するツールとして単独で使ってもよいし、エクスプローラから呼び出せば、フォルダ間の移動がより便利になるという機能拡張的な性格も備えている。コンテキスト(右クリック)メニューやタスクトレイ(の右クリック)メニューではフォルダの選択だけを行えるのに対し、ウィンドウ上のリストにはフォルダ内のファイルを表示するオプションもあり、ファイルを確認したり、開いたりするのにも利用できる。つまり「『OSPEII』からフォルダへアクセスしてファイルを開く」という2ステップではなく、「『OSPEII』上からダイレクトにファイルを開く」ことができる。
「お気に入りフォルダ」に登録したフォルダや「最近開いたフォルダ」の中にサブフォルダを作ったり、逆に既存のサブフォルダやファイルを削除したりすることもできる。「OSPEII」上で選択したファイルをフォルダウィンドウにドラッグすれば、ファイルの移動にも使える。
このように、エクスプローラを介さずに手軽に使えるという一面と、逆にエクスプローラを補完あるいは連携することでより便利になるという一面も兼ね備えている。「高機能なファイラまでは必要としないが、日常的な使い勝手を改善したい」という方にはぴったりだ。
(福住 護)