テンポがよく、気持ちよくプレイできる弾幕系シューティングゲーム。敵弾の密集している個所を通過することで倍率を上げ、パワーゲージをためて有利にゲームを進められるのが楽しい。「敵弾の側を通過する」といってもカスリ系のゲームのようにギリギリまで接近する必要はなく、自機周囲のサークルの中に入れさえすればよい。気軽に高得点を狙えるのはうれしい。敵弾は速くはなく、自機の当たり判定の範囲も広くはない。弾幕の間をすり抜けるのは、さほど難しくはないだろう。
ゲームの難易度は、ステージ1と2は簡単。ステージ3以降はそれなりに手強いといった感じだろうか。筆者が使いやすかった機体はタイプA。タイプAの機体を使って集中力を途切れさせることさえなければ、気持ちよくステージクリアできる。たとえミスをして機体が初期状態に戻ってしまっても、リカバリーしやすい点もうれしい。一方、一番使いづらかったのはタイプG。初期状態のレーザーは威力が弱く、泣けてくる。攻撃が前方特化の上、レーザーが細く、カバー範囲が狭いのも厳しかった。
使用する機体の選び方によって、初心者から上級者まで幅広く楽しめるシューティングゲームだ。初心者の弾避け練習にも最適だろう。
(秋山 俊)