定評のあるアンチスパイウェア機能に強力なアンチウイルス機能が統合されたセキュリティ対策ソフト。リアルタイム保護やダウンロード時の保護にも対応する。「Ad-Aware Free Antivirus+」は、ウイルスやスパイウェアの脅威からパソコンを守るためのソフト。ウイルス駆除や安全なWebブラウズといったベーシックなセキュリティ対策機能を備え、手軽に利用できる。ゲームモードも搭載する。すでにほかのセキュリティ対策ソフトがインストールされている場合でも、互換モードでのインストールにより“第二の防御線”として併用することが可能。互換モードではリアルタイム保護機能は組み込まれず、スキャンは手動で実行する。
インストール後はタスクトレイに常駐。トレイメニューからメイン画面を呼び出したり、ゲームモードに切り替えたりできる。メイン画面には「ホーム」をはじめ、9個のメニュー項目(「Ad-Awareをアクティベート」を含めれば10個)が用意されているが、フリー版で利用できるのは「ホーム」「コンピュータをスキャン」「リアルタイム保護」「アプリケーション管理」「通知センター」「ヘルプセンター」の6項目。
「ホーム」では、最後のスキャン実行日時や定義ファイルのリリース日を確認することが可能。手動スキャン実行用の「今すぐスキャン」ボタンや各種保護機能のON/OFF切り替えボタンもある(フリー版で利用できるのはリアルタイム保護の切り替えのみ)。
「コンピュータをスキャン」では、手動操作でパソコン内のスキャンを実行できる。モードは「クイックスキャン」「フルスキャン」「カスタムスキャン」から選択することが可能。カスタムスキャンでは「ディープスキャン」「ルートキットのスキャン」などのオプション設定とスキャン対象パスの指定を行える。実行レポートや隔離ファイルの表示、除外リストの管理も可能。定義ファイルのアップデート方法や自動実行スケジュールの設定も行える。
「リアルタイム保護」では、機能のON/OFFを選択できる。インストール時にほかのセキュリティ対策ソフトとの併用を選択した場合は、当該ソフトをアンインストールした上で、さらに関連コンポーネントをインストールする必要がある。
「アプリケーション管理」では、「Ad-Aware Free Antivirus+」自体の設定を保護するためのセキュリティ暗証コードの登録、ライセンスキーの管理、ゲームモード(各種通知機能を一時停止する)への移行、無視リストに追加した通知の管理、表示言語の選択、全設定のリセット、脅威ワークアライアンス(検知したマルウェア情報をクラウドで共有)への参加などの項目を設定できる。
「通知センター」には「解決が必要な問題のリスト」が表示される。
「ヘルプセンター」には、操作マニュアル、FAQ、プライバシーポリシーなど各種情報へのアクセス、メーカーのフォーラムへの参加、サポートへの問い合わせメールの送信、カスタマーサポートへのログ送信などの項目が並ぶ。
インストール時に、ほかのセキュリティ対策ソフトが検知された場合は、セカンドライン(第二の防御線)としてインストールするかどうかを選択できる。セカンドラインを選択した場合、既存のセキュリティ対策ソフトはそのままにインストールが行われ、リアルタイム保護に関する機能は組み込まれない。セカンドラインとしてインストールしたあとにリアルタイム保護をONにしようとすると警告メッセージが表示され、まず、当該セキュリティ対策ソフトをアンインストールした上で、あらためてリアルタイム保護に必要なコンポーネントをインストールするようになっている。
30日間はアクティベーションせずに利用することが可能。30日を超えて利用する場合はユーザ名とメールアドレスを登録し、ライセンスキーの交付を受けてアクティベーションする必要がある(ライセンスは1年間有効)。