「折り本」とは、一枚の紙を使って作るミニ本・小冊子の総称で、さまざまな作り方があるようだが、「Ottee」では、ポピュラーな4ページと8ページ(または1ページ)タイプの折り本を簡単に編集して印刷できる。印刷後の折り方や切り方も詳しく説明されているので、はじめて作る人でも戸惑うことはないだろう。フォントや色、線の種類などを選べるだけでなく、オブジェクト枠の透明化(背景を白ではなく透明色にする)したり、前面/背面に移動させたりして、オブジェクトを重ねて配置することも可能。使える図形の種類は限られてはいるものの──例えば四角形はないが、背景に色を敷いたり、枠線をつけたりすることで代用できそう──アイデア次第でさまざまなデザイン表現ができそうだ。
背景に読み込んだ画像はファイルリンクとしてXMLに記述される(あらかじめサイズを縮小し、XMLファイルと同じフォルダにコピーしておくのがお勧め)。
(坂下 凡平)