ハードディスクやリムーバブルメディアのファイル/フォルダの占有状況をグラフィカルに表示してくれるディスク用ユーティリティ。クリーンアップ機能も搭載する。「WinDirStat」は、指定したドライブ/フォルダ内で「どんなファイル/フォルダがどの程度の容量を占めているのか」をわかりやすく表示してくれるソフト。メイン画面は、
- 容量順(初期状態では降順)に表示されるフォルダツリー(ディレクトリリスト)
- 拡張子別に見たファイル容量/占有率のリスト(エクステンションリスト)
- エクステンションリストをブロックの面積で表したマップ(ツリーマップ)
の3ペインで構成され、ドライブ/フォルダの占有状況がひと目でわかるようになっている。ディレクトリリストには、ユーザが選択したドライブ/フォルダの階層構造が表示され、さらに下位のフォルダやファイルの容量、占有率、アイテム数/ファイル数、サブフォルダ数、最終更新日、属性などの情報を確認できる。
ツリーマップは、ファイル/フォルダのサイズを、矩形のブロックを敷き詰めたようなマップで表したもの。ブロックの大きさでサイズが表現され、占有比率が直感的にわかる。「アプリケーション」「システムファイル」「BMPファイル」といったファイルの種類ごとに、エクステンションリストと同じ色で色分け表示される。ズームイン/ズームアウトすることも可能。ドライブ全体を俯瞰的に眺めたり、一部のフォルダを拡大表示させたりできる。
ディレクトリリスト、エクステンションリスト、ツリーマップは相互に連携している。ディレクトリリスト上のアイテムをクリックするとツリーマップ上の相当する領域が四角い枠で囲まれたり、逆にツリーマップ上をクリックした場合は、該当するファイル/フォルダがディレクトリリストで選択されたりする。
ファイル管理機能も搭載する。メインメニューのほか、ディレクトリリストやツリーマップのコンテキスト(右クリック)メニューでは、
- ファイル/フォルダを開く
- エクスプローラを起動して当該フォルダを開く
- コマンドプロンプトウィンドウを開き、カレントディレクトリを移動する
- 削除(ごみ箱へ入れる、直ちに消去)
- プロパティの表示
- ごみ箱を空にする
- 選択アイテムの更新
- ユーザ定義クリーンアップコマンドを実行
といった操作を行える。ユーザ定義クリーンアップコマンドには、DOSコマンドとファイルのパスなどを表すメタ文字などがセットになったカスタムコマンドを最大10個まで登録することが可能。対象アイテム(ファイル/フォルダ)を指定したり、サブディレクトリを含めたり、確認メッセージを表示させたり、実行後にディレクトリリストを更新したりすることもできる。そのほか、ディレクトリリストの色分け機能なども備える。