アプリケーションランチャ、インターネット検索、ファイル/フォルダ検索、Windowsアクセサリの起動と、多彩の機能がツールバースタイルにコンパクトにまとめられている。「通常モード」「デスクトップバーモード」はコマンドで簡単に切り替えられるので、好みに応じて使い分けるとよい。ランチメニューに登録したアイテムのうち、ツールバー上にボタンとして表示されるのは三つに限られ、そのほかは「Smart Fondueボタン」から起動する。決してランチャ機能偏重ではなく、インターネット検索やファイル検索も含め、デスクトップの総合的な使い勝手の向上を目指したソフトとなっている。ちなみにランチメニューのアイテムは、手作業での登録のほかにも、「スタート」メニューやクイック起動のアイテムをインポートできて便利だ。
「コマンド入力ボックス」は、ファイル検索やフォルダのアクセスに便利な機能だが、名前の通り、ファイル名やフォルダ名をコマンドとして入力するので、どちらかといえばパスをきちんと把握している人、タイピングが得意な人向き。ただし、一度検索したものは履歴に保存されるので、「よく使うファイル/フォルダへのショートカット」と考えれば、実用的だ。
「検索コマンド」は、インターネット検索やオンライン辞書を多用する人に便利。特にクリップボードとの連携は作業性を高めてくれる。「秀丸エディタ」「EmEditor」といった著名オンラインソフトとの連携も便利で、これらのユーザにもお勧めできる。
(福住 護)