最近の動画機器や動画関連ソフトは、やはり4K解像度の話題が多い。「4K動画の取り込みを実現」「4K動画の再生を実現」「4K動画のエンコードに対応」といった具合。たしかに世の中の流れに目を向けても、4Kテレビはどんどん低価格化が進んでいるし、ビデオカメラも4Kで撮影可能なものが増えてきた。パソコンでも、液晶モニタの上位機種は4K解像度に対応するものが増えている。「DVDFab5 BD&DVD コピープレミアム」もご多分にもれず、4K解像度に対応してきた。ただ現状、DVDはもちろん、BDでさえ、規格上の最大解像度はフルHD(1920×1080)。そのBD/DVDで4Kに対応!? と疑問に思う向きもあろう。
世の中のハイエンドは確実に4K、あるいはその先の8Kへと動きつつある。事実、ビデオカメラなどはどんどん4K化が進んでいるわけで、BDのコピーだけでなく、エンコード、トランスコード機能もある「DVDFab5 BD&DVD コピープレミアム」でも、4K解像度への対応はある意味、当たり前ともいえる。
コーデックも同様だ。4K以上の解像度に対応する次世代のBlu-ray「UHD Blu-ray」規格では、コーデックとしてH.265/HEVCに標準で対応する。「DVDFab5 BD&DVD コピープレミアム」でも、もちろんこのH.265/HEVCに対応。エンコードは現行のCPUパワーをもってしてもまだ時間がかかるとはいえ、実際に再生してみると、H.264/AVCに比べても(同サイズなら)高画質だし、なにより圧縮率が高いので、従来のフルHDのコンテンツでもサイズを小さくできる。
4K解像度に対応したUHD Blu-ray製品が登場するのにはもう少し時間がかかるだろうが、「ひとつ先の技術を先取りする」という点で今回の「5」は魅力的なバージョンアップだ。
(天野 司)