4K(UltraHD)動画ファイルの入出力にも対応した“定番”ディスクコピー&トランスコードソフト「DVDFab BD&DVD コピー」シリーズの新バージョン。「DVDFab BD&DVD コピー」は、Blu-ray Disc(BD)とDVDとに両対応のディスクトランスコードコピーソフト。メニュー構造を保持したまま、動画だけを圧縮できる。新バージョン「5」では、4K動画の入出力に対応したほか、フルHDから4Kへのアップスケーリングも可能になった。さらに新世代コーデック「H.265/HEVC」でのファイル出力にも対応。高画質を維持したまま、ファイル容量を大幅に削減できる。自動変換用のプリセットプロファイルは、iPhone 6/6 Plusなどの最新デバイスに対応。ディスクコピー機能の強化も図られた。「DVDFab5」シリーズには最上位版「DVDFab5 BD&DVD コピープレミアム」のほか、「DVDFab5 BD&D コピー」「DVDFab5 DVD コピー」の計3エディションがある。Mac版も用意されている。
ディスクコピーでは、複数枚のディスクを1枚にまとめられるマージ機能で、従来からの「複数枚DVDの1枚のDVDへのコピー」に加え、新たに「複数枚のBD/DVDを1枚のBDにまとめてコピー」できるようになった。
Blu-rayレコーダで作成されるBDAV形式のディスクを市販ビデオソフトと同じBDMV形式でコピーしたり、DVDレコーダで作成されるDVD-VR形式のディスクを同じくDVD-Video形式でコピーしたりすることも可能。使用しているソフトウェアプレイヤーなどが、BDAVやDVD-VRを再生できない場合には便利だ(ただし、AACS/CSS/CPRMなどの著作権保護されたディスクからの読み込みは行えない)。
従来からの機能──ディスクメディアのISOファイル化や、1枚のディスクを複数枚のディスクに分割コピーする機能、元のメディアに含まれるメイン動画だけを抜き出してディスク化する機能など──も変わらず搭載されている。
動画変換では、新たに4K解像度の動画に対応。最近、流行している4Kカメラで撮影された画像なども、再生機器に合わせた形式に変換できる。アップスケーリングを利用すれば、SDからHDへ、あるいはフルHDから4K動画に変換したりすることも可能。Bicubic法、Lanczos法といった高精度な解像度変換アルゴリズムを搭載し、自然な感じでアップスケーリングできる。
新世代コーデック「H.265/HEVC」の出力にも対応した。画質を保持したままで、H.264/AVCの2倍程度の圧縮率を達成する。設定により、30GBもの動画を500MBという、CDに収まるサイズに圧縮することが可能。NVIDIA CUDAを使ったハードウェアアクセラレーションにも対応し、対応するハードウェアがあれば、ソフトウェアエンコードに比べて高速な処理を行える。
プリセットされたプロファイルには最新デバイス用のものが追加された。iPhone 6やiPad Air 2、iPad mini 3、PlayStation 4など、機器名を指定するだけで自動的に最適なパラメータが設定され、変換できる。
作成した動画はファイルとして保存できるほか、BD/DVDメディアに書き込むことも可能(BD/DVDライティング機能)。ディスク作成時には、一般の動画ディスクのように、メニューからの動画再生や動画のリピート設定、再生順序の指定などを行える。別途、字幕データを取り込んで字幕付きの動画ディスクを作成することも可能だ。