数年前、私はあるソフトウェア開発会社で働いていましたが、そこでは従事しているすべてのプロジェクトの作業時間を記録する必要がありました。私はそのとき、いくつかの異なるプロジェクトのデバッグを行っており、毎日のように複数のプロジェクトの業務を行っていました。退社前には、各プロジェクトに対してどれだけの時間を割いたのかを記録しなければなりません(非常に面倒でした)が、もちろん作業中にいちいち記録を取っているわけではないので、近似値でしかありません。とにかくほとんどの同僚が同じような形で──あるいはもう少しいい加減に──適当なプロジェクトに作業時間を割り振って記録していたわけです。そこで私は、異なるプロジェクトに対して「自分がどのようなアプリケーションを使ったのか」を正確にタグ付けできるアプリケーションを開発しようと考えたのです。
これが「ManicTime」誕生のアイデアとなっています。あなたのパソコンの利用状況を記録することにより、あとで正確な作業時間を把握できます。異なる作業を行うごとにストップウォッチを開始・停止するのに慣れていなくても問題はありません。記録されたデータがあるので、数週間経っても「そのときに何をしていたのか」を思い出すことができ、例えば一日の終わりや週の終わりに作業時間をタグで分類することができます。
「ManicTime」はチームで使うのにも最適です。「ManicTime Server」では、すべてのデータを一元管理できるので、チームのメンバーすべてのレポートをまとめて閲覧することが可能です。
今後は「ManicTime」「ManicTime Server」の機能強化を図るとともに、クラウド版の提供も考えています。
(ManicTime Team)