Windowsが異常終了した際に表示されるブルースクリーン(BSOD:Blue Screen Of Death)の情報を確認・解析するためのユーティリティ。「BlueScreenView」は、ハードウェア異常やデバイスドライバのエラーなど、致命的なエラーが発生したときにWindowsが青画面を表示して強制終了する「ブルースクリーン」の状態をあとから確認し、問題を解析するためのソフト。ブルースクリーンの発生時に生成・保存されるエラーログ(MiniDumpファイル)を読み取り、画面に表示する。ブルースクリーン画面そのものを再現したり、強制終了時のCPUレジスタの値やメモリマップなどを表示したりすることも可能だ。
メイン画面は、上下に分割された2ペイン構成。上部には、エラー時に生成されたMiniDumpファイルのリストが表示される。下部の表示モードは、
- すべてのドライバ
- スタック内で見つかったドライバのみ
- XPスタイルのブルースクリーン
- DumpChk出力
- 生データ
の5種類から選択することが可能。「すべてのドライバ」「スタック内で見つかったドライバのみ」では、ブルースクリーン発生時のメモリマップを確認でき、システムクラッシュの原因となったドライバを特定するのに役立つ。「すべてのドライバ」では、クラッシュスタック内のドライバが色分け表示される。「XPスタイルのブルースクリーン」は名前の通り、ブルースクリーン発生時の画面イメージが再現されるモード。ブルースクリーンの発生時に生成されるのはバイナリのダンプファイルだが、「BlueScreenView」では、この情報からブルースクリーンの画面イメージをWindows XPスタイルで再現してくれる(ブルースクリーンの表示内容はWindowsのバージョンによって微妙に異なる)。
「DumpChk出力」は、MiniDumpファイルが正常に出力されたかどうかを検証するモード。「生データ」は、生成されたMiniDumpファイルおよびレジスタ値を16進でダンプするモードだ。
MiniDumpファイルは、初期状態ではC:\Windows\Minidumpフォルダから読み込むようになっているが、テキストファイルに記述した複数のリモートコンピュータから読み込ませたり、指定したダンプファイルを読み込ませたりすることも可能だ(C:\Windows\Minidumpフォルダ内にMiniDumpファイルが存在しない場合は、「BlueScreenView」を起動しても、初期状態では何も表示されない)。
そのほか、
- ダンプファイルリストで選択したアイテムのファイル出力
- 選択アイテムのバグチェック文字列やドライバ名のGoogle検索
といった機能も搭載する。