名刺をスキャンして取り込む際、複数枚の名刺をフラットベッド上に並べて一度に取り込める。最近はオフィスに設置されているコピー機にもスキャナ機能が搭載されているものが多いが、A3対応であればベッド上には15〜20枚程度の名刺を並べることができる。これらを一気に取り込み、1枚1枚の名刺に自動的に切り出して、さらには個々の名刺の内容を自動的に文字認識してくれる。

その認識の精度がまたすごい。氏名、住所、電話番号、FAX番号を「どうしてこんなに正確に認識できるのか」と思えるほど、きちんと判別して取り込んでくれる。これなら、机の中に数百枚の名刺を抱えている人でも、すぐにそれらをデジタル化してデータベースを構築することが可能だ。

スマートフォンとの連携機能も便利だ。せっかく取り込んだデータも、大きく重いパソコンを持ち歩かなければならないのであれば、魅力も半減する。名刺のデータは、いつでも取り出せるスマートフォンで閲覧できてこそ活きるというもの。必要な機能が実に“いい具合”に盛り込まれたソフトだと感じた。