ひよこたちの協力アクションが楽しい

「ひよっこ」は、「ほかのひよこと協力しながら障害を乗り越え、親鳥のもとを目指す」という設定の3Dアクションパズルゲーム。主人公だけがゴールにたどり着いてもクリアになるが、ほかのひよこたちを一羽も脱落させることなく親鳥のものにたどり着かせることができれば、オマケをゲットできる。力を合わせた協力アクションで、一羽では決して乗り越えることのできない難所を突破しよう。

ゲームの主人公は、頭のてっぺんに鶏冠の生えかけたひよこのお兄ちゃん。はぐれてしまった親鳥のもとに帰らねばならないが、親鳥からはぐれてしまったのは主人公だけではない。仲間のひよこたちもはぐれてしまい、フィールド内のあちこちに散らばっている。

用意されたステージは計5面。ステージクリアの条件は「主人公が親元にたどり着く」ことだが、もちろん一緒につれ帰るひよこの数が多いほど評価は高い。すべてのひよこをつれて帰ることができればSランクとなり、「おまけ」のコスチュームをひとつゲットできる。

ひよこたちを思い通りに動かすには慣れが必要

一般的なTPS（Third Person shooter）と同様、操作にはキーボードとマウスを併用する。【W】/【S】/【A】/【D】キーで、主人公のお兄ちゃんひよこを前後左右に移動させ、スペースキーでアクションを起こす。アクションの内容は、通常は主人公のジャンプだが、仲間のひよこたちが高く積み重なって近くにいるときは、そのひよこたちを押して倒す動きになる。

ほかのひよこたちはまだ幼いためか、主人公が側を通っただけでは反応しない。近くでマウスを右クリックして呼ぶと、鳴き声に反応して寄ってくる。以降は、主人公のあとを一列縦隊でついてくるようになる。

左クリックすると、前方に飛んで主人公の頭の上に飛び乗る。左ボタンを放すと何かにぶつかるまで前方に転がり、すでにほかのひよこがいる場合は、そのひよこの上に積み重なる。飛んだあとのひよこは止まった場所にとどまり、再び右クリックして呼ぶまで、お兄ちゃんひよこのあとをついてくることはない。

カメラ操作はマウスの移動またはカーソルキーで行う。

ギミックやテクニックを使い、川や段差をいかに突破するかが知恵の見せどころ

仲間のひよこたちを集めたり、親鳥のもとに戻ったりする際に障害となるのが段差と川。ひよこたちは低い段差であれば飛び乗ることができるが、高いと飛び上がることができない。こういうときに役立つのが、ほかのひよこたちを積み重ねて階段を作るテクニック。川を渡るには、ひよこたちを高く積み重ねて押し倒し、橋を架けるテクニックが有効だ。

中盤から後半のステージには、木の台とシーソーのギミックが登場する。どちらもほかのひよこたちと協力することで利用できる。木の台は、ひよこたちを引きつれた状態で押すと動かせる。シーソーは上に乗って傾けたり、水平にしたりすることが可能だ。