クリップボードに転送された文字列を自動検知し、Web検索などの「アクション」を実行できるソフト。アクションには、検索サイトやオンラインショップなどがあらかじめ登録されている。「QuickAction」は、クリップボードと連携することにより、簡単にすばやくWeb検索を行える常駐ソフト。検索のほか、関連付けられたアプリケーションを起動して、ファイルを開くことも可能。アクションは、あらかじめ登録済みのものだけでなく、ユーザが自由に追加・編集して利用できる。
クリップボードに文字列が転送されると「QuickAction」が自動的に取得し、ウィンドウ上に表示。ウィンドウには、実行したいアクションを選ぶためのドロップダウンリストと「アクション実行」ボタンが並ぶ。実行ボタンをクリックするとブラウザが起動し、検索が実行される──というのが基本的な操作の流れ。デフォルト以外のサイトを利用したい場合は、ドロップダウンリストから目的のものを選んで実行すればよい。
アクションにはGoogle、Yahoo! JAPANなどの検索サイトをはじめ、Amazonや楽天市場、オンライン辞書、Wikipedia、クックパッド、Twitter、YouTube、「関連付けで開く」など、計26種類が登録済み。その中からさらに「有効」に設定されたものだけがドロップダウンリストに表示される。
登録済みアクションのうち、Google、Google 日本語、Yahoo! JAPAN、Bing、Amazon、楽天市場は、特に「システムアクション」と呼ばれ、ユーザが編集したり、削除したりすることはできない(有効/無効の選択は可能)。残りは「ユーザアクション」で、編集・削除することが可能。ユーザが新たな「ユーザアクション」を追加することもできる。アクションを編集する場合は、名称と対象サイトのアドレスを指定する。場合によっては引数を指定することも可能だ。
オプションで設定できる項目には、
- クリップボードの監視間隔
- アクション実行後にクリップボードを空にする
- クリップボードの文字列をメイン画面に表示しない
- アクションパラメータの履歴を取る
- 保存する履歴の個数
- 通知領域にアイコンを表示する
- ウィンドウの透明度
- ウィンドウを常に前面に表示する
といったものがある。