ユニークな“シューティング教習ソフト”。プレイヤーをシューティングゲームに馴染ませ、セオリーとテクニックを身につけさせることが目的。仮想空間における模擬戦闘でシューターとしての技術を磨く
「優しいシュマップス・アカデミー」は、未来の戦争競技「シュマップ」の競技者である「シューター」の育成特務機関を舞台にした、レトロなシューティングゲーム。同じ作者・青嶋荒作さんによる「Shmups Academy 無料版」のマイルドバージョン。「Shmups Academy 無料版」に比べて、ゲームの難易度はそのままに、クリア時の減点がややマイルドになり、補助攻撃デッドヒートアタックの持続時間が長くなったことで、ステージクリア時に高ランクが出やすくなっている。女性キャラとなかよくなれる会話イベントや、全50種類のアイテムを集める「コレクションアイテム」など、やり込み要素も充実している。
ゲームの内容はシューティングの教習。プレイヤーは、戦闘競技「シュマップ」のエリートシューター養成を目的とする特務機関「シュマップス アカデミー」の新入生となり、プロライセンスの取得を目指す。鬼教官の指導の下、仮想空間における模擬戦闘でシューターとしての技術を磨いてゆく……。
教官の「ヴァルキリー」はもちろん、好成績を収めて、アカデミー同期の「ミキ」「タティアラ」「ユーリ」「ケーラ」「ステューシャ」との交流も図ろう。
直前に表示されるプレビューで攻略方法を考え、好成績を目指そう
訓練は全8ステージで行われる。ひとつのステージは九つのエクササイズで構成され、うち八つが「訓練パート」、最後のエクササイズが「ボス戦」となっている。各ステージのクリア後には「会話イベント」が用意されている。
ゲームの最大の特徴は「訓練パートの各エクササイズの先頭に『攻撃プレビュー』が表示される」こと。次に出現する敵機の飛行経路と攻撃パターンが半透明で表示されるもので、これをもとに戦術を立て、好成績を目指す。ボス戦ではプレビューは表示されない。
各ステージの成績は、獲得したスコアから「機体大破」「機体の軽微損傷」「弾薬の過剰消費」「戦闘時間の超過」の4項目の減点を差し引き、残った点数で総合判定がなされる。判定は「S」「A+」から「E」までの7段階。判定結果により、会話イベントに登場するキャラクタが変わってくる。
ワンボタンシューティングで操作はシンプル。機体操作に集中できる
操作はゲームパッドまたはキーボードで行う。カーソルで自機を移動させ、【Z】キーでショットを発射する。【Z】キーをすばやく2回押すと「クラスターボム」をばらまくことができる──基本的な操作はこれだけだ。
ショットは前方にのみ発射されるが、機体に敵弾をかすめさせると「デッドヒートアタック」が発動。扇状に発射される強力な補助攻撃を約1秒間利用できるようになる。
クラスターボムは自機の前方に扇状に放出され、敵や敵弾に当たると炸裂する。ただし、発射時に機体がノックバックするので要注意。オプションにより「レーザーボマー」を選択することも可能。最大5個までのボマーを呼び出し、ショットを当てて炸裂させ、6方向にレーザーを発射できる。使い方は少々難しい。
オプションで「PLAYER SPEED」を「VARIABLE」に設定しているときのみ、【X】キーを使って自機の移動速度を変えることができる。操作は二通り。瞬間的に【X】キーを押した場合は約1秒間の「クイック移動」となる。【X】キーを押し続けた場合は、その間だけ「スロー移動」になる。
「当たり判定表示モード」のON/OFFを切り替えることも可能。ゲーム中に【C】キーを押せばよい。