ドキュメントやショートカットなどをスマートに整理できるデスクトップアクセサリ。使用する場所や時間帯に応じて、表示を自動的に切り替えることも可能。「Nimi Places」は、「コンテナ(Containers)」と呼ばれるボックスを使い、ファイルやショートカットを整理できる常駐型デスクトップアクセサリ。アイテムの整理はコンテナごとに行える。コンテナごとにアイコンのサイズや表示順などをカスタマイズすることも可能。コンテナはデスクトップ上を自由に移動させることも、ロックすることもできる。
コンテナは、テンプレートを指定して配置することも、手動で自由に配置することもできる。例えば「Casual Sides」というテンプレートを選択すると、「Documents」「Downloads」「Applications」「Games」の各コンテナが作成される仕組み。DocumentsとDownloadsには、それぞれマイドキュメントおよび既定のブラウザのダウンロードフォルダ内のファイルが自動的に表示される。ApplicationsとGamesは空白で、ユーザが自由に利用できる。
コンテナはドラッグで移動したり、サイズを変更したりできるほか、
- コンテナ名のリネーム、コンテナタイトルの表示方法
- デスクトップにフォーカスがあるときのみコンテナを表示(自動的に隠す)
- コンテナごとの外観テーマの選択
- コンテナ内の表示順の変更(ファイル名や拡張子別、タイムスタンプ順、クリック数など、10種類から選択)
- アイコンサイズの指定
- アイコン表示方法の指定(固定グリッド、スケールグリッド、リスト)
- コンテナのロック(メニュー操作や移動、リサイズができなくなる)
といった、さまざまなオプションを指定できる。オプションの指定はコンテキスト(右クリック)メニューから行う。コンテナ内に登録したアイテムはダブルクリックで開ける。コンテキストメニューからは印刷、プロパティ画面の表示、リネーム、削除、カット/コピー/ペーストなどの基本的なファイル操作を行える。さらにラベル機能を使えば、「Todo」「Important」「Work」「Check Later」「Leisure」「Private」「None」からステータスを選択・指定することも可能。ラベルが指定されたファイルは、ステータスに応じてファイル名部分が色付きの縁取りで表示される。
さらに、ユーザが独自にコンテナを作成したり、使用場所や時間帯に応じてコンテナの表示/非表示を自動で切り替えたりすることも可能。独自のコンテナを使用する場合は、「Nimi Places」のインストール先フォルダ内にある\Places\Containerというサブフォルダ内にフォルダを作成し、作成したフォルダをコンテナとして割り当てる(デフォルトで作成されるApplicationsやGamesコンテナもこのフォルダ内にある)。コンテナのリネーム機能を使えば、実際のフォルダ名とは別の名前をコンテナにつけることも可能だ。
任意のフォルダを監視し、当該フォルダから自動でコンテナにファイルを移動・コピーしたり、リンク(ショートカット)を作成するためのルールを定義したりすることも可能。このルールではオプションとして、監視対象ファイルを正規表現で指定したり、時間帯や使用場所を制限したりできるようになっている。
新規コンテナの登録やルールの設定は、タスクトレイメニュー内に項目が用意されている。