不要な設定やアドオン、スタートアップ項目などを除去し、パソコンのパフォーマンスを改善する最適化ソフト。「アバスト! GrimeFighter」は、パソコン内に潜む不正なプログラムや不要な設定、ファイルなどを徹底的に消去し、パフォーマンスを改善してくれるソフト。Linuxベースで動作するため、通常、Windowsが起動している状態では検出できないマルウェアなどもクリーンアップすることが可能。ソフトは、
- Windows上でのスキャンと最新データの収集を行うセットアップツール
- 実際の最適化作業を行う「GrimeFighter」本体
から構成される。セットアップツールは、Windows上で単独実行するアプリケーションで、インストールは不要。設定終了後にパソコンを再起動し、「GrimeFighter」本体が起動する仕組み。セットアップツールでは、パソコンのスキャン結果を表示後、続いてライセンス情報の登録を行う。一度ライセンス情報を登録しておくと、2回目以降はライセンス情報の確認のみで使用できる。
スキャン結果では、
- 不要なファイル
- システム肥大化の原因となる無駄なアプリケーション
- スタートアップ項目
- レジストリ情報
に関する情報が表示される。実際に最適化を行うかどうかを、ユーザはこの時点で判断できる。画面上の「コンピュータを最適化」ボタンをクリックすると、インターネット経由で最新情報のダウンロード後にパソコンが再起動され、「GrimeFighter」本体が起動する。「GrimeFighter」はLinuxベースで動作するため、通常はWindowsが動作している状態では対処できないような項目でも最適化を行える。
次に「GrimeFighter」本体でもう一度スキャンが行われ、具体的な最適化対象のリストが表示されて、駆除や隔離などを個別に指定できる。その後、実際の最適化処理が開始される。
最適化処理の実行中には、各処理を担当するモジュールに関する説明を読めるほか、専用のブラウザでWebページを閲覧したり、詳細コンソール画面でCPUやメモリ、ハードディスクの状態を確認したりできる。
すべての作業が終わると、最終的な結果が表示される。ここでは「セキュリティ」「パフォーマンス」「プライバシー」に関して、処理を行った項目の数とおよその内容を教えてくれる。
最適化の結果は自動的に保存される。万が一トラブルが発生した場合は、Windows上でセットアップツールを実行することで、元に戻せるようになっている。