記者の取材に応じて、主人公が自ら体験した怪奇現象を淡々と回想してゆくホラーアドベンチャーゲーム。フリーターの男性が淡々と語る内容とは……
「或る男の独白」は、記者からの取材という形で物語が進むホラーアドベンチャー。回想中の主人公の行動でストーリーが分岐し、エンディングが2種類+オマケ1種類に変化する。主人公から語られるのは現実か夢か、はたまたただの妄想なのか……。
主人公は定職を持たず、コンビニのアルバイトなどで生活する一人の男。物語は、主人公が自宅マンションの一室で記者から取材を受けている場面からはじまる。バイト暮らしのわりにはなかなかいいマンションだ。記者の姿は画面では見えない。
取材の内容は、主人公が体験した怪奇現象について。主人公はコンビニでのバイト中、防犯カメラの映像で怪しい女性の姿を目撃し、それ以来、その女が関連した怪奇現象に悩まされているようだった。取材が進むうち、怪奇現象には半年前に起きた若い女性の首つり事故が関連しているらしいことが判明してくる……。
オーソドックスでわかりやすい操作方法
ゲームは、シナリオパートとアドベンチャーパートとからなる。シナリオパートでは、決定キー(【Enter】/【Z】/スペースキー)でテキストを送って、ストーリーを進めることができる。ノベルゲームのようにテキストを早送りしたり、スキップしたりすることはできない。再読もできないので、読み損なわないように注意しよう。
アドベンチャーパートでは、カーソルキーを使って主人公を移動させ、決定キーで目の前にある物を調べたり、使ったりすることができる。【Esc】キーを押すことによりセーブができる。
- ※説明の便宜上、シナリオパートとアドベンチャーパートに分けたが、実際には──特にゲームがある程度進んでからは──両パートが細かく交互に切り替わる。プレイする上ではこの二つを区別することに意味はないだろう。
選択肢(二択)が表示されることがあり、この選択でシナリオが分岐する。エンディングにも影響するので、選択は慎重に行おう。赤いコートを着て、マフラーを首に巻いた女に追いかけられる場面がいくつかあるが、つかまったからといって即座にゲームオーバーになることはない。しかし、最悪のエンディングを避けるために、つかまらないようにしたい。