リネーム規則の設定、対象ファイルに関する操作ともに柔軟性が高く、一般的なリネームソフトに比べると、より複雑な処理を手軽に行うことができる。文字列の先頭に付け加える接頭語(プレフィックス)、末尾に付け加える接尾語(サフィックス)といった単純な指定だけでなく、先頭からxx桁めにyy文字入力するとか、逆に削除する、数字や記号だけを一括削除する、カッコ内の文字列を消去するといった処理もチェックボックスへのマークや値の指定だけで簡単に設定できる。
たいていの用途はこれだけでカバーできそうだが、それでも物足りなければ、正規表現を使ったり、ユーザによる設定を登録したりすることも可能だ。
さらに、リストをCSVファイルとして保存することで、リネーム前後でファイル名がどのように変わったかをチェックしたり、すでにリネームしたファイルのリストを後日読み込んで、さらにリネームしたりといった使い方も可能。ファイル管理作業全体での効率アップにもつながるはずだ。
「Lite」版では「設定可能な規則と保存可能なプリセットがともに五つまで」という制限がある。有償の「Pro版」(14.95 EUR)ではどちらも無制限で、商業利用も可能となる。
(福住 護)