業務用パソコンにオフィスアプリケーションは欠かせないが、すべてのマシンにインストールするのはコストの面で……と悩んでいる方にお勧めの互換オフィスソフト。特に定型業務の自動化でマクロを使ったり、もっと本格的なアプリケーションを構築したりしている方にとって、今回の「VBA対応」は大きな魅力だろう。すでにMicrosoft Officeを導入している場合でも、新規追加分を「KINGSOFT Office 2013 Standard」に置き換えれば、教育や保守といった面も含めた“トータルなコスト削減”が図れそうだ。
VBA対応以外で魅力的な点としては、DOCX/XLSX形式での保存が可能な点やデフォルトの保存形式を選択できるところが挙げられる。また、PDF文書作成機能を備えている点に大きなメリットを感じるユーザも意外に多いのではないだろうか。
今回取り上げたのは「VBA対応版」だが、それ以外にもいくつかバリエーションがある。VBAが不要な方のための「(無印)Standard」、プレゼンテーションソフトもいらないという方向けの「Personal」、逆にフォントまで含めて文書の互換性を重視する方には「追加フォント版」というように、ユーザニーズに応じてきめ細かくラインナップされている。
(福住 護)