そのファイルは、Exif情報の撮影日時も保持していなかったため、最初は、作成日時を追加するだけの簡単なソフトにするつもりでいました。しかし、いざ開発をはじめようとした段階で、「日付書式を細かく指定できたら、意外とニーズがあるかも」という考えが頭をよぎり、「非公開の限定的な使い方のソフト」から「公開を前提とした汎用性のあるソフト」に方向性を変え、開発をはじめました（そのため、完成まで時間がかかることとなってしまい、その方にはご迷惑をおかけしました……）。

開発中に苦労した点
機能自体は単純なので、内部的な作りは苦労しなかったと思います。反面、メイン画面や書式設定画面といったインタフェースまわりはどういった形がわかりやすく、直観的に操作できるかを試行錯誤しました。特に書式設定画面は、いかにして画面から簡単かつ細かく書式設定をできるようにするかに頭を悩ませたのを覚えています。

ユーザにお勧めする使い方
「開発の動機」にもあるように、もともとは写真のファイル名に日時を挿入するためのソフトだったということもあり、写真管理などに向いていると思います。のちのバージョンアップで、Exif撮影日時にも対応させたので、その傾向はより強くなったと感じています。もちろん、それ以外にもログファイルや動画ファイルの管理など、さまざまな場面で役立つと思いますので、みなさんの「こんな場面で役に立った」といったご報告をいただけるとうれしいです。

今後のバージョンアップ予定
今後は、以下の三点を主体にバージョンアップを図っていきたいと考えています。

• 書式設定の拡充
• 処理速度の向上
• インタフェースの見直し