ファイル名にタイムスタンプを追加(またはファイル名と差し替え)するリネームソフト。タイムスタンプとしてExifの撮影日時も利用できる。「Append TS2FN(Append Timestamp To Filename)」は、タイムスタンプを利用して、複数ファイルの名前を一括変更できるソフト。タイムスタンプをファイル名の先頭や末尾、拡張子の末尾に追加したり、現在のファイル名と差し替えたりできる。追加するタイムスタンプの項目数などはユーザが自由に設定することが可能。元のファイル名と追加されるタイムスタンプとの間に「連結文字」を挿入することもできる。
使い方は簡単。「Append TS2FN」を起動後、
- 「書式設定」画面で、追加/差し替えするタイムスタンプの種類と書式を設定
- リネームしたいファイルが含まれるフォルダを指定
- メイン画面のリスト(反映後ファイル名)で書式設定が正しいかどうかを確認
- 確認後、「反映」ボタンをクリックし、リネームを実行
で完了する。追加/差し替えに利用できるタイムスタンプは「作成日時」「更新日時」「アクセス日時」「Exif撮影日時」。追加/差し替え位置は「ファイル名の先頭」に追加、「拡張子と差し替え」など、計6種類から選択できる。タイムスタンプ項目(年、月、日、時、分、秒)の数や順番、桁数も細かく設定することが可能だ。リネーム対象のファイルは(基本的に)フォルダ単位で指定する。ダイアログによる指定のほか、エクスプローラなどからのドラッグ&ドロップでも指定できる。ドラッグ&ドロップでは、複数フォルダをまとめてドロップして対象ファイルにできるほか、既存の対象ファイルリストにあとから追加することもできる。ファイル単位でリストにドロップすることも可能だ。
対象ファイルリストを指定文字列で絞り込むことも可能。前方/後方/部分/完全一致で絞り込める。ワイルドカードを使用した絞り込みにも対応する。さらにリスト上のチェックボックスで個別にリネーム対象から除外することもできる。
メイン画面の下部には、
- リストされた「対象件数」
- リネーム対象となる「有効件数」
- リネームに使用される「対象タイムスタンプ」(作成日時など)
- 「日付書式(yyyyMMddHHmmssなど)
が表示され、現在の状況がひと目でわかる。リネームの「反映」後に「取消」を実行して、元のファイル名に戻すことも可能。同じリストで複数回「反映」を実行させた場合は最初のファイル名に戻る。