“できる限りファミコンの性能に近づけたレトロなグラフィックや音楽”が特徴の高難易度2Dアクションゲーム。盗まれた蒟蒻ミスリル製造器を取り返すため、スチールはひとり戦う
「メカニックマン」は、ファミコンの有名アクションゲームをリスペクトして作成された、難易度の高いアクションゲーム。ロボットとの戦いに勝利して、使われている技術を解析しながら、主人公の発明した金属「蒟蒻ミスリル」の製造器を取り戻すことが目的。
主人公は凄腕のメカニックマン「スチール」。スチールが発明した「蒟蒻ミスリル」という金属は、どんな形や堅さにも加工できる、修理には欠かせない素材だった。ところがある日、修理工場にあったミスリルと製造器が盗まれてしまう。
犯人はロボット工学の権威「Dr.ブロンズ」。戸惑うスチールの前に現れ、
- 「ロボットは、世界中からいろいろな技術を集めなくては成り立たないのだ。キミの技術も、私の研究が成功するための犠牲になってもらうぞ!」
と宣言。まもなくブロンズ名義で作られたロボットが各地に普及しはじめる。ロボットを解体して、使われている技術を解析するとともに、奪われた蒟蒻ミスリル製造器を取り戻すため、スチールは立ち上がる……。前半は、ステージの攻略順で難易度が大きく変わる
操作はキーボードまたはゲームパッドで行う。【←】/【→】キーで自機の左右移動。【↑】/【↓】キーで梯子の上り下り。【Z】キーで攻撃。スパナを前方に投げ、敵を解体できる。ボスを倒して、使われている技術を解析すると、新たに獲得した特殊武器を使えるようになる。【X】キーはジャンプ。梯子の上にいるときには、梯子から飛び降りることができる。【C】キーでは、「エネルギーインゼリー」を使用して体力を全回復させたり、攻撃で使用する武器・特殊武器を切り替えたりすることが可能だ。
ゲームは前半と後半の二部構成。前半はDr.ブロンズが製作した6体のボスにチャレンジするステージ、後半はDr.ブロンズやその娘の「アカネ」などと戦うステージとなっている。前半の6ステージは、好きな順番でチャレンジすることが可能。ボスを倒して獲得した特殊武器──特に移動に使用できる特殊武器──を使うことにより、攻略が大幅に楽になる場面が多い。どのボスから攻略するかが非常に重要だ。
前半に登場する6体のボスを倒すことで、それぞれ異なる特殊武器を獲得できる
「CUエレキ」は、CUブランド(Dr.ブロンズが設立し、世界に普及させたロボットブランド)の中で最初に開発された実験的なロボット。倒すことにより獲得できる武器は「エレクトリックエフューザ」。電気をまとい、空中を突進できるようになる。
「CUメタル」は、旧式の警備用ロボをCUブランドのテクノロジーで改良したもの。獲得できる武器は「メタリックマム」。縦に長い棒のような形をした警備システム「菊一文字」を設置して、敵の弾をかき消すことができる。
「CUフレア」は、高熱所作業ロボット。体内には高熱のガスがたまり、噴射して攻撃してくる。獲得武器は「フレアリングフロウ」。炎の輪を作り出して敵を攻撃できる。
「CUバイオ」は、「蒟蒻ミスリルを植物に吸収させて成長を操る」という実験の下に作られたロボット。獲得武器は「バイオボム」。丸太型の爆弾を発射する。上に乗って移動することも可能。
「CUリキッド」は水道局の水質検査ロボット。自らのボディを液状化させることができる。獲得武器は「リキッドリフト」。地面や壁に当たると水柱になる水の玉を投げられる。水柱に乗ることで高くジャンプすることも可能。
「CUスピード」は人命救助用ロボット。高速で移動して人を救い出す能力を持つ。獲得武器は「スピーディスラッシュ」。全方向に撃ち分けられる三日月型のカッターだ。