効率的な操作を実現する「スタート」メニュー代替・カスタマイズソフト。スキンの切り替えで外観を変更したり、タイマ設定でログオフやシャットダウンなどを実行したりすることも可能。「Start Menu X」は、Windowsの「スタート」メニューをより使いやすく、パワーアップさせた代替・カスタマイズソフト。Windows起動時にシステムに常駐し、「スタート」ボタンや【Windows】キーの操作で、本来の「スタート」メニューに代わって、独自のメニューが表示される。独自メニューの呼び出しは、タスクトレイメニューからも行える。
「Start Menu X」のメニュー画面には、Windows本来の「スタート」メニューに登録されているアイテムが(ほぼ)そのまま表示される。メニューアイテムがフォルダの場合は、マウスでポイントすると自動的に下位のアイテムが展開され、一つひとつクリックして開かなくてもよい。
メニュー全体の表示サイズは、ドラッグで簡単に変更できる。サイズを変更した場合、マイドキュメントやコントロールパネル、固定されたプログラムなどのアイコンは自動的にサイズが調整される仕組み(一般のメニューアイテムは固定)。メニューエリアのサイズが小さく、すべてのアイテムが表示されない場合はスクロールバーが現れる。メニュー全体をドラッグすることで──フローティングウィンドウのように──表示位置を移動させることも可能だ。
メニューアイテムの表示方法は、オーソドックスな「シンプルモード」または「バーチャルモード」から選択できる。バーチャルモードでは、関連するアプリケーションやファイルだけがまとめられた「仮想グループ」にアイテムを登録することが可能だ。
仮想グループに登録されたアイテムは、カスケード式のサブメニューとして表示させることが可能。グループごとに展開したり、折りたたんだりすることもできる(フリーソフト版では、利用できるグループが登録済みの五つに限られる。既存グループの編集・削除はできない(「PRO」版では無制限)。
メニュー上にはアイテムの追加や削除を行うボタンが用意され、任意のアイテムを登録することが可能。「ファイル名を指定して実行」「検索」といったコマンドや「マイドキュメント」のような基本フォルダは、ポップメニューから選択するだけで追加登録できるようになっている。さらに、メニューアイテムとして登録するのではなく、直接開いたり、実行したりできる専用のボタンも用意されている。
メニュー領域の最下部にはログアウトやロック、スタンバイなど、計10個の機能をボタンとして表示させることが可能。10個のボタンのうち、「電源制御」では「ロック」「ユーザの切り替え」「ログアウト」「再起動」「シャットダウン」「スタンバイ」「休止状態」「ドック解除」がひとつのメニュー画面上にまとめて表示される。各機能にタイマを設定することも可能。残るひとつのボタンは(逆に)タイマ設定専用で、ポップアップメニューからシャットダウンやログアウトなどの機能を選んで、タイマを設定できる。
タスクトレイメニューでは、独自メニューを表示させることができるほか、表示言語を選択したり、オプション設定画面を呼び出したりもできる。
オプション設定では、
- メニュー表示用ホットキーの設定
- スキンの切り替え
- スケールの変更(メニューアイテムの表示サイズを数値で指定できる)
- 仮想グループの有効化/無効化
- グループ登録アイテムの管理
などを行える。