ライダー、魔法少女、ヴァンパイアハンター、退魔士、ベムマンなど、地球上のありとあらゆるヒーローが力を合わせて敵と戦う“燃える”展開の長編シミュレーションRPG。悪の宇宙人による地球侵略を防ぐため、地球上の全ヒーローが戦いを挑む
「EXTRAPOWER ATTACK OF DARKFORCE」は、「さまざまなタイプのヒーローが力を合わせ、全宇宙の支配を目論む悪の宇宙人から地球の侵略を阻む」という設定のシミュレーションRPG。個性溢れるキャラクタが20人以上登場し、息をもつかせぬ怒濤の展開でストーリーが進んでゆく。
物語は、全宇宙の支配を目論む「ダークフォース」の軍勢によって陥落寸前のシャークン星のシーンからはじまる。シャークン星の王子「シャークン拷」は、ダークフォースの次のターゲットが地球であることを知り、危機を知らせるためにシャークン星から脱出して、地球へと急ぐ。
そのころエジプトでは、偉大なる魔法王「ダイヤモンドマイン」の復活を悲願とする「ブラックベリー」と、復活を阻もうとする「ゾフィ」一行とが暗闘していた。
そして中国では、悪の霊幻導師「呉大人(ウーターレン)」とヴァンパイアハンター「くろがね」チーム、さらには退魔士「フェイ」とその相棒の妖怪「リ=コ」が「超霊水」を巡って争っていた。
しかし、それらの争いはダークフォースが先兵として送り込んできた者たちの手によって中断される。なぜか魔力を帯びたアイテムを掻き集めるダークフォース軍。ダークフォース軍の幹部「雲泥田(ウンデイタ)」によりブラックベリーの持つ「封印のダイアモンド」が奪われ、「面相間(メンソウマ)」には超霊水も奪われそうになる──が、間一髪、シャークン拷の介入で防ぐことに成功する。かくして地球上の全ヒーローとダークフォース軍との激しい戦いが幕を開けた……。
孤独な戦いを繰り広げていたヒーローたちが宇宙人の介入により徐々に集結
登場するキャラクタは敵味方合わせて120名以上。どのキャラもしっかりと肉付けされ、個性的だ。プレイヤーが操作できるキャラクタだけでも20名を超える。
最初に操作できるようになるキャラは百戦錬磨の勇者「ゾフィ」、空を飛ぶことができ、人語を話せるライオン「キングレオ」、ゾフィに助けられた子ども「デビッド&マリーアン」の一行。魔法使い「ブラックベリー」の凶行を防ぐ活動をしていたが、ダークフォース軍との戦いではブラックベリーと共闘するようになる。
ヴァンパイアハンターチームは、黒羽流退魔術の正統継承者、48代目「くろがね」「プラチナ」「エメラルド」がメンバー。くろがねの肉体に封印されている幻夢王「メイアード」に仕えるホムンクルスの「イデア」、平安時代から存在する日本の吸血鬼「ゆき子」もくろがねの仲間といってよい。
くろがねのよきライバル、退魔士「飛黄龍(フェイ=ホヮン=ロン)」と「リ=コ(妖狐小姫)」のコンビも仲間になる。
空手家「御堂虎次郎(みどうこじろう)」は、師匠の形見・グレンストーンの力で「グレンタイガー」に変身し、師匠の仇、悪の組織「タランチュラ」を潰すために改造人やファイトコマンドと戦う。
「外山一直(とやまかずなお)」は、岩手県の農村に住む猟師で、村興しプロレスのレスラー。シャークン拷のお陰で村が地上げされる危機から救われ、仲間になる。
「虹河瑠璃音(にじかわるりね)」は、日ごろは平凡な女子高生だが、マジカルソードの聖戦士「ルリティア」に変身し、忍者の末裔・修羅双朱(摩修羅&覇修羅)やほかのヒカリ戦士とともにヒカリの王国の王女「七色姫」に仕え、ヤミ一族と戦っている。
そのほか、ブラックベリーの故郷「魔法市イスパレス」の狂気の道化「クラウン&フール」、ベムが寄生したベムマンの「グラディウス」、鉱石心臓を体内に持ち、獣神「ヴェルヅェルガ」に変身する青年「V」などがプレイヤーキャラとして活躍する。もちろん、シャークン拷もプレイヤーキャラだ。
回復役の弱いキャラをかばいながら、上手に成長させることが重要
ゲームの内容は、ターン制のシミュレーションRPG。全53話(ステージ)構成。各ステージのはじめと終わりにはシナリオパートが存在し、マウスの左クリックで物語が進行する。
メインのシミュレーションパートでは、戦闘に参加するキャラクタ(ユニット)を移動させ、移動先で「行動終了」「通常攻撃」「超絶能力」「装備」「アイテム」から選択して、コマンドを実行する。超絶能力は、キャラクタごとに備えている(超絶能力の存在しないキャラもある)特殊能力で、通常攻撃よりも強力な攻撃や回復系の能力などを使用できる(キャラがレベルアップすることで、使用できる能力が増えたりもする)。
各ステージでは「勝利条件」が定められ、条件を達成するとステージクリア。多くのステージでは、密かに定められたターン数内に条件を達成できないとターンオーバーと判定され、バッドエンドに近づくので要注意。戦闘中に仲間が戦線離脱した場合も同様だ。先に進むことを優先して安易なステージクリアを繰り返していると、あとで泣く羽目になる(セーブスロットは8個しかない)。
戦闘で敵味方が隣接している場合は、攻撃で敵を倒しきることができないと反撃を喰らう。隣接していない場合は反撃はない(マス目の形状はスクエア)。
操作はすべてマウスで行う。敵味方どちらのユニットも存在しない場所をクリックするとメニューが表示され、「ターン終了」「全体マップ」「セーブ」「ロード」「ゲーム終了」を選択できる。