ソフトを開発しようと思った動機、背景
うまく話せない人とのコミュニケーションは、いろいろな理由から手書きボードを利用していることが多いなど、介護関連ではIT活用が比較的遅れていると感じており、使いやすいツールを作って、多くの方に利用していただけたらとの思いで開発をしております。開発中に苦労した点
いかに簡単に・早く会話文章を入力できるかがキーポイントであると考え、入力し難い濁音や拗音(2文字構成)も含めて、1回のクリック動作(マウスボタンのDown/Up)で文字入力する方法をいろいろと試行錯誤し、スマホをヒントに、主文字とサブ文字に分けて表示して入力するフリック方式に辿りつきました。文字入力画面のデザインではスペース不足に泣き、使用頻度が少ない拗音部を切り替えにするなどして、やっとコンパクトなデザインに仕上げることができました。
ユーザにお勧めする使い方
●文章の登録数を増やしていくことでよりスムーズな会話ができますが、時々、同類文章の整理(削除)をして、見やすくしてご利用ください。
●音声合成エンジンはアクセント付きを採用しています。句読点は次のようになります。
- 「?」→質問形式の文章では最後に付ける。語尾を上げてくれます
- 「。」→文の終わりに付ける。ポース(無音区間)が入ります
- 「、」→息継ぎの部分に指定する。ポーズ(無音区間)が入り、次の音が高くなります
- 「,」→上記と同じですが、ポーズの長さが短いです
また、カタカナ語では、カタカナ変換して発声しないと自然な音声にならない場合があります。現バージョンでは直接カタカナ入力できませんので、ひらがな入力してから「漢字変換(カタカナ)」ボタンでの対応をお願いします(発声例:あいすくりーむ/アイスクリームを発声してみると違いがわかります)。●発声に関する不明点やご意見、要望などありましたら、改善していきたいと思いますので、ご連絡をお願いします。
(E-sara)