Microsoft Excelに数多くの便利な機能を追加できるアドインソフト。多数のマクロが“汎用的・体系的”にまとめられている。「RelaxTools Addin(REcycle Logic Addin for eXcel+Tools) for Excel」はその名の通り、表計算ソフト「Excel」に“痒いところに手が届く”多数の機能を追加できるアドインソフト。強力な検索機能やExcel表のHTML変換機能、文字列変換機能、セル内容の加工機能、強化された図形描画機能などが追加される。Excel 2007/2010/2013で動作し、リボンツールバーからワンタッチで呼び出して利用できる。
追加される機能の総数は180以上。例えば、
- セルの内容を決まったアルゴリズムで編集・加工できる機能
- 検索で正規表現を使用できるようにする機能強化
- オートシェイプの追加や図形の編集といった図形関連機能
- SQL編集などのデータベース機能
- ExcelワークシートのHTML変換やテキスト変換といったデータ変換機能
など、多彩な機能を利用できるようになる。Excelには「RelaxTools」という新たなリボンが追加され、リボンからアドインの各機能を呼び出す仕組み。「RelaxTools」には、よく使われるExcelの標準機能の一部(例えば、ファイルを「開く」「保存する」など)も含まれ、操作のたびにいちいちリボンを切り替える必要がない。検索では、検索文字列に正規表現を利用できるようになる。特定の文字列パターンを含むセルやオブジェクト、シェイプなども検索できる。さらに、現在開かれているファイル内だけでなく、指定フォルダ内のファイルを対象に、正規表現にマッチするセルやシェイプが含まれるファイルを検索することも可能だ。
ファイルを「開く」では、標準のExcelではできない「(別々のフォルダにある)同名のファイルを同時に開く」ことが可能になる。ただし、開く際には「リードオンリー」で開かれるため、複数の同名ファイルを同時に編集することはできない。
Excelで作成された表を、HTMLの<TABLE>に変換することも可能。Excel自身にもワークシートをHTMLで出力する機能はあるが、よりシンプルでわかりやすい形でExcelの表をHTMLで出力できる。Excelの罫線を駆使して作成した表を、「罫線記号」を使ってテキストファイルとして出力することも可能だ。
クリップボード上のCSVデータを、表形式として特定の開始セルから貼り付ける機能や、ファイル化されたCSVデータを、左上のセルからではなく、指定した任意のセルを開始点として読み込む機能もある。
そのほか、複数のシート間でセル内容の比較を行ったり、選択した領域に含まれるセルの数をカウントしたり、選択した範囲内に含まれるセル内での最大文字数を検索したり、同じ値が含まれるセルに色を付けたりといったこともできる。
図形関連機能では、標準にない形状のオートシェイプの追加や、微妙に斜めになった直線の水平・垂直化、図形の拡大・縮小などの機能がある。