縦置き画像の見開き表示に対応した画像ビューア。右開きと左開きの選択ができ、実際に本のページをめくるような感覚で画像を閲覧できる。「SpReader」は、シンプルなインタフェースで操作しやすい、見開き表示用の画像ビューア。BMP/GIF/JPEG/PNG/TIFF形式の画像に対応するほか、ZIP/RAR形式アーカイブ(書庫)ファイル内の画像も直接、表示することが可能(RAR形式は別途、DLLファイルが必要)。Susie Plug-inにも対応し、プラグインを導入すれば、読み込める形式を増やせる。
メイン画面は、ツールバーとビューアエリアから構成された、すっきりとしたデザイン。ツールボタンで画像ファイルを選択して、画像を表示させる仕組み。ツールボタンやマウスの操作、キー入力などで同一フォルダ内の画像を連続して閲覧できる。メイン画面やショートカットアイコンへのドラッグ&ドロップでも画像を開くことができる。
よく利用するフォルダはショートカットに登録し、リストに追加することが可能。フォルダ内の画像にすばやくアクセスできるようになる。閲覧中の画像をブックマークに登録しておくこともできる。
メイン画面左端付近をマウスでポイントすると、サイドバーが表示される。サイドバーを常時表示させたり、非表示にしたりすることも可能。タブ切り替え式のフォルダツリー/ファイルリストがあり、ツールボタンを使ってダイアログを呼び出すのに比べ、スムーズに操作できる。
画像を閲覧するには、
- ツールボタンをクリックする
- ツールバー上のスライダーを動かす
- マウスのボタンやホイールを操作する
- ショートカットキーを入力する
などの方法がある。マウスのボタンやショートカットキーの割り当ては、好みでカスタマイズできる。「SpReader」では、縦置きの画像が2枚連続している場合、2枚を横に並べた見開き風に表示する。
画像の移動は1枚ずつのほか、見開き2枚分をまとめて移動させることも可能。まるで本のページをめくっているような感覚で画像閲覧を楽しめる。そのほかにもフォルダの先頭または末尾に移動したり、20枚分を一気に移動したり、早送り/巻き戻しを行ったりもできる。
「組み合わせ変更」というボタンもある。前後への移動ボタンは見開き表示の場合、2枚セットで移動するのでまさしくページをめくるイメージだが、「組み合わせ変更」では、1枚ずつの移動となる点が異なる。
見開き表示が不要な場合はOFFにしてしまえば、一般的なビューア同様に1枚ずつの表示となる。さらに「右開き(見開き)」オプションをONにしておけば、右開きの本を見ているのと同じように、1枚目の縦置き画像は画面の右側、2枚目は画面左側に表示される。オプションをOFFにした場合は、1枚目が左、2枚目が右となる。
そのほかにも、
- 表示倍率の切り替え
- 速度優先/画質優先の選択
- 背景色の選択
- 全画面表示モードでのツールバーの表示方法の選択(常に表示、自動ポップアップ)
などを指定することが可能だ。