複数枚の写真などを組み合わせたコラージュ画像を簡単に作れるソフト。画像枠やシャドウ、背景の色などを任意に設定でき、デザインの自由度が高い。「Collagerator」は、デジカメ写真など、多数の画像をランダムに並べたコラージュ画像の作成ソフト。コラージュ画像のサイズとスタイルを選ぶだけで、キャンバス上に画像がランダムに配置される。個々の画像のサイズ変更や配置の並べ替えはマウスを使って簡単に行うことが可能。読み込める画像の形式はBMP、GIF、ICO、JPEG、MNG、PBM、PGM、PNG、PPM、TGA、TIFF、XBM、XPMと幅広い。
画像の配置方法(テーマ)として選択できるのは、
- Photo Drop:まとめて床に落としたような乱雑な配置
- Photo Drop on black(背景黒):Photo Dropの背景が黒になったもの
- Black border:隙間なく“タイル型”に敷き詰めた配置
- Mosaic:枠付きでモザイクのようにランダムに配置
- No turns:枠付きで、縦・横まっすぐに配置
の5種類。Black border、Mosaic、No turnsでは、配置に応じて画像のアスペクト比が適宜、変更される。このとき、周囲がトリミングされて表示されるが、中の画像を画面上で動かし、表示される部分を変更することも可能だ。コラージュのサイズは、2×3インチのWalletから20×30インチのPosterまで20種類以上がプリセットされており、さらにユーザがカスタム設定することも可能。プリセットではiPhoneやiPadのサイズも含まれ、スマホ/タブレットの壁紙作成用にも便利だ。
実際のコラージュ画像の作成操作は、
- テーマとページサイズ(キャンバスの大きさ)を選ぶ
- キャンバス上に画像ファイルをドロップする
のわずか2ステップで完了。読み込まれた画像のサイズや配置がランダムに設定され、瞬時にコラージュ画像が表示される。さらに、再アレンジ(並べ直し)は、ボタンのワンクリックでを行えるようになっており、ビューアで確認しながら、気に入ったスタイルになるまで何度でもトライできる。作成したコラージュへの画像の追加も、ファイルをドロップするだけで行える。個々の画像を手動で調整することも可能。画像の移動(入れ替え)、サイズや位置、回転角度の微調整をマウス操作で行える。自動配置の状態では、元画像の縦・横位置に関わりなくランダムに置かれるが、左・右90度回転させて、元通りの縦・横に戻すことも可能。そのほか、画像枠の有無と幅・色、シャドウの有無と色や角度、背景色などの詳細な設定項目もあり、コラージュのデザインを細かく調整できるようになっている。
完成したコラージュ画像はBMP、ICO、JPEG、PNG、PPM、TIFF、XBM、XPM形式でファイルに保存できる。書き出し時には、画像サイズ(幅・高さ)や解像度を任意に設定することが可能。コラージュデータの保存機能もあり、作成済みのコラージュ画像をあとで再編集できる。