スクリーンキャプチャソフトとして必要と思われる機能のほぼすべてを搭載し、かつ使いやすい、申し分のないソフトだ。デスクトップの状態をデータとして取り込むスクリーンキャプチャソフトは、筆者のようにアプリケーションの紹介記事を執筆したり、ソフトウェアの取扱説明書を制作したり、ヘルプを作成したりといった作業を行うには必須だ。
Windowsにはもともと【PrintScreen】キーでデスクトップの画像をクリップボードに格納する機能が搭載されているが、マウスカーソルが取り込めなかったり、キー入力をした瞬間にメニューバーが消えて、メニューのキャプチャができなかったりなど、不十分な点も多い。こうした作業を行うにはやはり「Screenpresso」のような専門のソフトが必要となる。
業務で使うソフトなので、使いやすさや効率のよさは極めて重要。例えば、入門書を一冊執筆すると、スクリーンキャプチャの枚数は優に500枚を超える。これだけの回数のキャプチャを行うのだから、1回あたりの操作時間の差はわずかでも、全体としては非常に大きな違いとなってくる。この効率という点でも、【PrintScreen】キー一発で起動できる「Screenpresso」は優れている。
(天野 司)