取り込んだ画像を内部エディタによりその場で編集できる高機能スクリーンキャプチャソフト。静止画だけでなく、動画を取り込むことも可能。「Screenpresso」は、Windowsのデスクトップを取り込み、ファイルに保存できるスクリーンキャプチャソフト。【PrintScreen】キーでキャプチャを開始し、取り込み対象の指定はマウスで行うことが可能で、はじめてでも直感的に操作できる。自動スクロールによる、長いページなどのキャプチャにも対応する。内部エディタでは、キャプチャ画像に吹き出しを追加したり、番号を付加したりといった編集を行うことが可能。TwitterやFacebook、Gmail、YouTubeなどでのキャプチャ画像・動画の共有機能も搭載する。
パソコンにインストールして使用することも、インストールせずに、ポータブルモードとして使用することもできる。ポータブルモードは、外出先でキャプチャしたり、客先のデスクトップをキャプチャしたりする場合など、環境を変更できない場合に便利だ。
静止画のキャプチャでは、全画面のほか、ウィンドウやボタン、テキストボックスなどといった任意のオブジェクト、任意の矩形領域を対象にできる。「前回指定した領域」のキャプチャを繰り返し行うことも可能だ。
キャプチャ時には、マウスカーソルを含める/含めないを選択できるほか、Windows 7/VistaのAero Glassで半透明ウィンドウ枠が使われている場合、背景画像の影響を排除することが可能。キャプチャされる画像は矩形画像だが、ウィンドウ枠の四隅が丸められている場合には、背景画像をクリーンアップし、壁紙などの影響を避けることもできる。
起動後はタスクトレイに常駐し、【PrintScreen】キーやタスクトレイメニュー、ホットキーからキャプチャを実行できる。キャプチャ領域の指定時には、マウスカーソルの周辺がルーペに拡大表示される。
縦に長いWebページなどのキャプチャには、自動スクロール機能が用意されている。キャプチャ範囲の指定後にウィンドウ内をスクロールさせると、マウスを離すタイミングで画像がキャプチャされ、終了後に1枚の画像に連結してくれる。
キャプチャした画像は「Screenpresso」のワークスペース上にサムネイルとして配置され、選択した画像をその場で編集することが可能。トリミング、文字入れ、矢印や「}」の付加、蛍光マーカーによる強調、指定領域のぼかし、四角形や円など図形の描き入れ、吹き出しの追加などを行える。拡大・縮小したり、画像にドロップシャドウを付けたりすることも可能だ。
動画キャプチャでは、デスクトップ上の任意の矩形領域を指定し、指定領域内の動きを動画ファイルとして取り込める。【Ctrl】+【PrintScreen】(または【Shift】+【Ctrl】+【PrintScreen】)キーで実行できる。320×240といった小さな範囲から、フルHDサイズの1920×1080といった大画面のキャプチャまでに対応。キャプチャ結果は、MP4/WebM/WMV/OGG形式でエンコード・保存することができ、HTML5形式でのエクスポートにも対応する。
静止画はEvernote、Google ドライブ、Gmail、Twitter、Facebook、Flickrなどへの、また動画はYouTubeへのアップロード機能を搭載し、画像・動画の共有も簡単に行える。