さまざまな角度からスコア分析を行えるゴルフスコア管理ソフト。JGAハンディキャップの算出も可能。「GOLFile」は、打数やパット数といったゴルフスコアをラウンドごと入力し、パソコンの画面上で管理・分析できるソフト。単にスコアの数値を記録できるだけでなく、スコアの推移をグラフで確認したり、平均パット数やフェアウェイキープ率といった数値を分析したりすることも可能。全国2,500ヵ所以上のゴルフコースの詳細なデータがあらかじめ収録されている。ゴルフ仲間の管理機能も備え、複数プレイヤーのゴルフスコアを管理・分析できる。
ゴルフスコアを入力するには、まずプレイヤー名を選択し、次にプレイ日付とコースを選択する。日付はデフォルトでは入力作業当日の日付となるが、自由に変更することが可能。過去のスコアカードを、あとから入力することもできる。プレイ日付が古い順に入力する必要もない。スコアカードさえ残っていれば、入力する日付順はばらばらでかまわない。データは「GOLFile」が自動的に整理してくれる。スタート時刻や同行者などの情報も必要に応じて入力できる。
コースは、国内2,500ヵ所以上のデータが収録済み。カントリークラブの名称を選択するだけで、クラブの連絡先や住所、各ホールの規定打数、距離などが自動的に設定される。スコアの入力時に、ユーザが詳細なコースデータを入力する必要はない。
プレイヤー名、プレイ日付、コースを入力・選択したら、あとは各ホールごとの打数やパット数を入力すればよい。打数は数字一桁を入力すると、自動的に次のホールの入力欄に移動する仕組み。例えばテンキーから「344543554」と9個の数字を入力するだけで、9ホール分の入力が完了する。各ホールの規定打数はあらかじめセットされており、これだけでホールごとのオーバー/アンダーまで、自動的にスコアの計算が行われる。バーディやボギーなどはそれぞれ別の背景色で表示され、スコアの状態もひと目でわかる。
入力項目は必須の「各ホールの打数」のほか、任意の項目もある。例えばホールごとのパット数を入力しておけば、全ホールのパット数合計や平均パット数なども分析することが可能。「フェアウェイキープできたか」「OBが発生したか」「ペナルティが発生したか」なども任意で記録できる。
ユーザの入力したスコアデータは、さまざまな角度から分析できる。利用できるグラフは多彩。データが蓄積されるほど、より詳細な分析を行える。例えばストローク数では、データの入力開始から現在までのストローク数の推移が折れ線グラフで表示され、上達の具合が一目瞭然。イーグル、バーディ、パー、ボギーといった規定打数との差や、フェアウェイキープ率、平均パット数なども見やすくグラフ化できる。データが規定ホール数に達していれば、ハンディキャップの計算も自動的に行ってくれる。
もちろん、過去から現在までのスコアの推移を表形式で閲覧することも可能。特定のプレイヤーのスコアを時系列で一覧表示できるほか、複数のプレイヤーデータが蓄積されていれば、各プレイヤーの比較表も簡単に作成できる。
コンペ形式の成績表を作成することも可能。成績表は競技方式をスクラッチ、JGAハンディキャップ、ペリア、新ペリア方式などから選択できる。ペリア、新ペリア方式などを選択した場合には「隠しホール」をランダムで設定し、ハンディキャップを自動計算させることも可能。成績表は上位のスコアから順位付けして表示され、全プレイヤーのデータを入力するだけで、コンペ終了後の面倒なスコア処理も簡単に行える。